遅くなってしまいましたがGW期間中に行われたホームゲームのレポートになります。
この日はマルミヤストアサンクスデー。新鮮市場やアタックスも同じ系列ということは初めて知りました。普段から親は利用しているそうなので今後もどうかよろしくお願いします。
今回は親がチケットを手に入れてくれたということで、SS席最前列で観戦しました。最前列の恩恵を受けたかったのですが、スタグルの行列に引っかかってしまったためピッチ内アップの様子はほとんど確認できませんでした。
「+3」のコレオグラフィ。チーム状態は悪くは無いが、昇格を目指すためなら結果に拘らなければいけない。これほどわかりやすいメッセージはない。
快晴の中でのキックオフ。大宮はメンバーを入れ替えていたが、トリニータは呉屋から長沢に変更したのみ。快勝した千葉戦の流れを継続する選択をとった。
この選択が機能したのかわけではないかもしれないが、先制したのはコーナーキックから。下田の素晴らしい弾道からエドゥアルドネットが決めて先制する。GK最多出場を誇る南が一歩も反応できないくらいのコースに決めることができた。
大宮としてはチャンスが作れずにいて、基本的に約束事さえきっちりとできていればピンチはまず起こりえないかなと思っていた矢先に背後を突かれ、最後はフリーとなった富山に決められた。伊東が寄せきれなかったのもそうだし、富山のマークも三竿が見るのかネットが見るのか受け渡しができていなかったし、ミスが重なればどんな相手でも失点は避けられない。
ただ、どんな試合においてもミスは起こりえることだし、FW陣がいっぱい外しまくってんのに守備のミスを責めるようなことはしたくない。試合のプラン自体は狙い通りだから勝ち越し点を奪うことを後半に期待していた。
スタジアムで見ていると、サイドハーフのポジション取りが面白いなと感じていた。記事だと下田のポジションに触れていたが、中川のポジショニングもインに入るタイミングが絶妙だったりと、相手にとって厄介だろうなと思っていた。寄せられると奪われてしまうのでどうしても厳しい見方になってしまうけど、スタジアムで見る限りだと中川が起用されているのはそれなりの目的があることがわかる。
SS席の特権 マスコットに触れ合うことができない昨今では写真に収めること自体が貴重といえる。
後半に入っても攻めの姿勢は貫くが、大宮の引いた守りに苦しめられた。大宮からすれば、トリニータがミスするのを待っているのかと思わせるくらいアクションを仕掛けてこなかったが、それが結果的に守り切れたことに繋がってしまった。
トリニータも運が悪かっただけとは思っていなく、パスワークで崩すのみでなく思い切ってシュートを打つ姿勢がもう少しだけあってもよかったんじゃないかな。終盤の下田と藤本がパスを出したシーンとかはどっちかがフィニッシュに行ってほしかったと思っていた。選手はそんなこと思ってないと信じたいけど、なんかヒーローを譲り合ってんのかなと思う瞬間もあった。
パスの連続だと相手も構えやすくなるので、ネットみたいに1枚剥がすことができるとチャンスにつなげやすくなる。もちろんそれにより奪われるリスクも高くなるが、思い切った姿勢がないと成長できない。
ポジションは違えど、GK最多出場の記録を手に入れた南なんて、未だに語り継がれるオウンゴールをしても42歳になった今でもプロとして試合に出続けられている。それに比べれば1試合の1プレーのミスなんていくらでも取り戻せる。下平さんも練習での姿勢を見てスタメンを選んでいるだろうから、どの選手もどんどんチャレンジしてもらいたい。小学生の頃に図書館で南雄太の本を読んだ俺からすれば、いまだに現役でいることが信じられないでいる。本の内容は全く覚えてないが(笑)
1-1の引き分けで終了。決して失点したから勝てなかったとは思ってなく、追加点が取れていれば勝てた試合だった。
書く内容自体はあらかじめメモを残していたのですが、大まかな構成自体は普段から読ませていただいているアウェイ観戦記さんとほぼ同じになりました。それだけ私のサッカーを見る力がついてきたということでしょうか。
アウェイ観戦記さんでも触れていたので、私もオシム氏について語りたいと思います。オシム氏がジェフ千葉の監督をしていた時はトリニータは全く勝てなかった。だけど、試合後の監督コメントは未だに千葉公式HPから確認することができるが、2003年のホーム開幕戦で0-4でジェフ勝利の時ですら
「大分にとっては初めてホームで戦うリーグ戦。周囲の期待が大きいし、選手にも勝ちたいという気持ちが見受けられ、それが逆の方向に働いたようだ。そういう意味で、われわれは試合前から心理面で優位に立っていたといえる。大分は非常にいいチームだし、今日のスコアは参考にならないと思う。」
と言っていたくらいトリニータにとって方向性を示しやすい有難いお言葉をいただいていた。実際、次の試合ではJ1初勝利を手にすることができた。
日本代表監督になってからも西川と梅崎を代表に召集してくれたりと、勝たせてくれなかったがトリニータの成長に大きく貢献してくれたといえる。藤田義明が長く現役を続けられたのも、村井慎二や林丈統がトリニータを救ってくれたのもオシム氏の教えがあったからこそでしょう。ご冥福をお祈りいたします。
じゃこの辺で
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