亀と鴎の挑戦

トリニータや千葉ロッテなどスポーツ観戦を中心に投稿します!

【あと1点が】J1参入プレーオフ1回戦 熊本戦【重く響く】

2022-10-31 21:05:30 | トリニータ2022

 

J1参入プレーオフ観戦のために熊本に行ってきました。会場が大分or熊本になる可能性が極めて高いタイミングで帰省のスケジュールを組んでいました。実家から行くことに関しては昭和電工ドームもえがお健康スタジアムもさほど大差ないので、個人的にはアウェイに決まったことに対するダメージは少なかったです。

ただアウェイに決まったということで、トリニータとしては勝つしか次に進める道が残されないことになった。だからこそ最大限のサポートが必要であり、この日も多くのトリサポが集結してくれました。

 

※試合前の模様については書きたいネタが多くなりそうなので別途ブログにて紹介します。

 

 

 

 

 

スタンドはかなり埋め尽くされていた。ただどちらに非があるのかわからない中での発言になるが、早々に完売していたにも関わらずメインスタンド側の上段に空席があったのが気になっていた。熊本側の販売数を絞っていたのか、トリサポで買い占めていた人がいて捌ききれなかったか、1席空けるにも関わらず詰め詰めで座っていたのか。自分は端から声出し席には行くつもりはなかったので不満はなかったが、本来は声出し席でサポートしたかった人がこれを見て腑に落ちない気持ちになったかもしれないね。

 

 

キーパーは高木でした。これまでミスはありながらも吉田にゴールマウスを任されていて、このまま今シーズンは吉田と心中すると思っていただけにこの采配は驚いた。そこは練習でのアピールに成功し競争に勝ったということで、前向きな評価をしてあげたい。

 

 

 

 

 

 

マスコットも並んでいると、とても真剣勝負がこれから始まるとは思わせない空気になってしまう。

 

 

 

それでも円陣が解かれると選手の顔も真剣そのものになっていました。

 

 

 

開始早々に先制する。増山が中央に切り返したところで熊本の守備のバランスが乱れ、その乱れたディフェンスをかき乱すかのように弓場が前線に飛び出し、パスを受けた弓場は中央に待つ中川へ送る。うまく中川がつぶれてくれたところを最後は伊佐がプッシュ。言ってしまえば泥臭いゴールとなったが、高木がプレスをかわしたシーンも含め、選手それぞれが前への意識が共有できていたからこそ生まれたゴール。誰かがサボってしまえば当然ゴールなんて生まれない。

 

 

 

この指の動きはLoveTrinitaでしょう。

 

 

 

その後はバランスを気にしながらも、追加点を狙う動きはできていた。2回ほどあった野村のチャンスでゴールが生まれていたら更に楽な展開になれたが、運が無かったということで切り替えるしかない。

前半は伊佐のゴールを守り抜く形で1-0で折り返す。

 

 

ひとり猛然ダッシュの伊佐。フォトセッション後は三竿が先陣切ってダッシュしたりと、やたらとトリニータはダッシュしたい人が多い。だがそれでいい。

 

 

 

 

後半はお互いに得点を狙いながらも、失点したらどうしようという気持ちも同時にあるということでプレーもどこかぎこちなく感じる。これも一発勝負の怖いところ。こればかりは練習やリーグ戦で培われるものではなく、当事者にならないと経験できないもの。ルヴァンカップや天皇杯のトーナメントで負けても優勝を逃すだけで済ませられるが、今回は昇格を目指していることもあって背負っているものが段違い。これがJ1であれば降格をかけた戦いになるので、さらに緊張感を増すものになる。

早々に高橋と杉山を交代させることができたのは、個人的に助けられたと思っていた。ハイボールはほとんど高橋が競り勝っていたからね。

 

 

 

終盤になってその緊張感が失点に繋がってしまった。小出はミスをした形になってしまったが、それまでのパフォーマンスは決して悪くなく、責めるに責められない。

やはり1-0の状態で、失点したら形勢逆転の展開になる状況を長く作らせてしまったことを悔やむべき。

 

 

 

残り時間は少ないので、前線には長沢と金崎だけでなくペレイラも上げて、守備の枚数を薄くして勝ち越すための賭けに出る。

 

 

 

ただその背後のスペースを確実に仕留められた。アディショナルタイムに突入していたので前線でキープする選択しもあったかもしれないが、数的優位であることを咄嗟に判断し素早く前線に送った時点で勝負あり。井上が懸命に戻るも熊本のほうが人数が多く、これに関しては選手も、監督の采配も責められない。

 

 

三竿は菅田のフィードの時点でライン割っていただろと主張するも判定は覆らず。改めて映像で見ても判定通りかなと思っただけに、これも一発勝負によるフラストレーションが出てしまったのかなと感じている。

 

 

 

それでもこのフラストレーションの爆発はたとえ贔屓チームであってもいただけない。選手を守るべく、率先して前に出て、顔に手を抑えられながらも選手を守ってあげた大木監督は敵ながらあっぱれを送りたい。もちろん、距離も遠かったので遅れて向かった形になるがちゃんと仲裁に入った下平監督も素晴らしい判断だった。

 

 

 

 

ペレイラのゴールが決まった時は、時計を見ていなくても残り時間は残されていないことを覚悟していた。気持ちを見せてくれて嬉しかったが、同点になってここまで感情を込めることができなかったのはトリニータを応援してからは初めてかもしれない。

 

 

 

 

 

 

そして試合終了。規定により熊本が次に進め、トリニータはこの瞬間に今シーズンの全日程が終了となった。

 

 

 

 

 

試合後のサポーターへの挨拶時に選手がリアクションをしてしまう場面があった。メインスタンドからだと詳しい状況はわからなかったが、あくまで推測だがサポーターのほうから心無い言葉が飛んだのかなと思われる。弓場や三竿の反応を見るに、普段からチームで取り組んでいることが全否定されるようなことを言っちゃったんじゃないかな。

少なくとも、言うのは今ではない。今日の試合に関しては持てる力はすべて出してくれたと思っているし、1発勝負で引き分けすら許されない状況が追加点を奪われたり、失点を引き起こしてしまったと思っている。悔やむならリーグ戦を5位で終えてしまったことを悔やんでほしいが、それは今でなくてもできるはずだ。

自動昇格は現実的な目標でなくても、残りの勝ち点を1点でも上積みできていれば、引き分けであった試合を1点でも奪えていれば、あるいは1点でも防げていれば4位で通過することができた。岡山が負けてくれたことを考えれば次も引き分けで勝ち抜けできる状態になれただけに、あと1点を奪えなかったことが重く響く結果となってしまった。

 

 

 

采配に対して疑問に思う方もいるかもしれないが、個人的には来季も下平監督に預けてもよいと思っている。後半戦になってようやくチームの形にしてくれたのは確かだし、試合後もこうして選手を守る形でサポーターの前に立ってくれる監督なんてそうそういないよ。保身に走ることなくチームのために戦ってくれている監督を大事にすべきなんじゃないかな。

 

 

 

来期の予算による部分はあるかもしれないが、できれば来季もベースは崩すことなく戦力を維持してもらいたい。軽々しく他チームにステップアップなんて言ってほしくないし、トリニータにいながらだって技術的にも人間的にも成長はできる。

ただ出場機会を求めて移籍を志願するのであれば止めるべきではないかな。結局ベンチ入りできるのは18人のみだし、試合に出ないことには選手の価値は上がってこないからね。あとは下平監督のリクエストがあれば、最大限に叶えてあげることはしてあげてほしい。

 

これからのオフシーズンに言いたいことは2つ。

1つは予算を言い訳にしないこと。結局使用用途がよくわかっていないクラウドファンディングの資金だが、選手の強化に充てるのであれば慎重に考えてもらいたい。残したい選手に残ってもらえることも強化の一つだと思っていて、満足な金額を提示できなかったので移籍しましたは極力避けてもらいたい。

もう一つはリセットするような編成にならないこと。監督や選手が残ってくれる前提で上述しているけど、自らリセットする形にしてしまったら今回のプレーオフも含めて積み上げたものが残らなくなってしまう。決して無駄な1年になったとは思っていないし、絶対リベンジしようぜというメンバーを揃えられればそれだけで期待できる。

 

 

 

今試合の結果を受けて、トリニータの今シーズンの全日程が終了しました。例年であればシーズンが終了したタイミングでトリニータ総集編を送ることになりますが、今年はワールドカップの影響もあってシーズン終了が早まったため、ネタの順番を入れ替えたりといつもと違った感じで送りたいと思います。ここ2年は閉幕が遅れたので編集するのもバタバタでしたが、今年は時間に追われなくて済むので個人的には嬉しいです(笑)

詳しいことについては別途連絡したいと思います。

 

 

 

最後に、書くべきか迷いましたがこれだけは言わせてください。

SA席で観戦していましたが、ハーフタイム時に近くの席の方が倒れていたと報告がありました。近くにいた人がすぐにスタッフを呼んで、迅速に担架やAEDを準備でき、意識はあると報告はあったので大きな混乱は起こることなく処置できました。

今回は会場に多数の人がいて適切な対応ができたけど、人が多い場面ではいろんな人がパニックになるのでしっかりと動線を作ってあげることが大事になる。あとは人命救助はある程度マニュアルで決まっているので、いろんな声で混乱させるようなことはしない。

もちろん、その場に自分しかいない場面ではアクションをとらないといけない。何よりスピードが重要となるので狼狽しては話にならない。試合とは関係のない場面になりますが、試合よりも大事なものを学んだような気がします。

 

 

 

じゃこの辺で


最新の画像もっと見る

コメントを投稿