ホーム最終戦に行ってきました。ホーム最終戦に足を運ぶのはいろいろと都合がつかなかったこともあり、2016年以来となります。高松大樹氏のラストゲーム以来になりますね。
セレモニーのところで自分の考えを伝えたいと思っていますので、試合の部分はあっさりめで振り返ります。
この日もSS席での観戦となりました。
いろいろな感情はありつつも、まずは勝利のために集中してほしいと願いながらキックオフを迎えた。開始から幾度となくチャンスを迎えるも、なかなか仕留めることができない。セカンドボールは簡単に拾われるし、サイドのスペースは簡単に使えたりと群馬が最下位である理由がわかると同時に、その群馬の次に得点数が少ないトリニータの決定力の無さも納得してしまう前半の出来だった。
勝敗を気にしなくてもよくなったので肩の力を抜いて試合を見ることができていたが、これがまだ残留を確定していない状況であればもっとピリピリしていたかもしれない。
後半に入ってようやくゴールが生まれる。セットプレーからの流れからペレイラとキーパーが競り合ってこぼれたところを、デルランが押し込んで先制する。
祝福を今シーズンで退団することが決まっている梅崎とともにやりたいと思っているが、当の本人がなかなか現れずにいる。
そして主役はバックヤードから遅れて参加する。
この一体感こそがトリニータの象徴であるし、これを見たいために足を運んでいる。
そして弓場の今シーズン初ゴールで追加点を挙げる。得点を奪うポジションではないとはいえ、今シーズンの出来は本人にとっても納得のいくものではなかったかもしれない。だが終盤になってようやく攻守に存在感を見せれるようになったと思うので、また一つ成長できたのかなと感じている。
そして70分過ぎくらいだったか、ゴール裏から梅崎のチャントが流れる。まだ試合が決まったとは言い切れないしちょっと早いかな?と思ったが、それでもエンドレスでチャントを送り続ける。結局そのチャント中に失点してしまい、さらに交代も池田と薩川を選択したわけだからなんだか微妙な空気になってしまった。チャントは選手の後押しにもなるしその逆も然り。
最後の交代カードをどうするかの局面になっていて、定石であれば藤原を投入して守備固めといく手段をとると思うが、既に藤原と濱田はアップの手を止めている状態。それはそれでどうかと思うが、梅崎を送り出す準備は出来ている。
そしてアディショナルタイムに突入したくらいのタイミングで梅崎が投入される。わずかな時間だったが、片野坂監督はちゃんとプレーさせる時間を準備してくれた。これが青いユニを着てのドーム最後の試合になるだろう。
そして2-1で試合終了。決定機も何度か逃し、決して上積みとはいえない内容だったかもしれないが勝利という結果を残すことができた。できることならもっと上の順位でフィニッシュできるように仙台戦を応援するのみだ。
そしてセレモニーも見てきました。試合前の選手コールでも感じていましたが、ベンチ外ってこんなにいるの?と思うくらい選手層はJ2の中でも充実している方かなと思いました。(もちろん数ではなく質という面で)
怪我でなかなかメンバーが固定できなかったことが今シーズンの結果に繋がってしまったので、まずは負荷に耐えられるように開幕前から準備を進めてもらいたいですね。
小澤社長には厳しいメッセージとブーイングが飛んでいました。思わず選手も社長の言葉そっちのけで弾幕のほうを見るくらい辛辣な内容でしたが、おそらく掲げると判断したサポーターさんは処分を受ける覚悟で、それでもチームを変えるために発信しなければならないという決意のもとでやったと思っています。なのでこの判断が必ずしもチームにとって悪い方向に進むとは言いたくないですが、処分はちゃんと受けてもらいたいし出してもらいたいです。やってること自体は「勘弁でチュー」と同じ扱いだと思っているので、ここで処分を出すことが小澤社長の今年最後にして最大の仕事だと思うし、クラブや純粋に応援したいサポーターを守ることに繋がる。
本来なら総集編のときにたっぷりと語りたいところですが、ホットなうちに発信したほうが良いと思うので、少しだけ小澤社長を擁護する内容を語らせていただきます。トリニータをより大きいクラブにするための戦略は他クラブと比較しても発信している方かなと思います。海外向けのマーケティングのターゲットとしてマカオや台湾に目を向けた点は面白いと思うし、大分県を巻き込んでのプロジェクトになるので形骸化はしないのかなと期待しています。
あとは地元自治体との業務提携など、地域密着にも積極的に取り組んでいるので目指す方向としては間違ってないという評価をしています。
ただ、おざさんの部屋をたった2回で事実上消滅させる等、発信力はまるでないに等しいことから厳しい目を向けられやすいというのは事実だと思います。前任の青野さんや榎さんがあまりにも優秀、というか持てるスキルを全てトリニータに注いでくれたことがサポーターにも伝わったので、どんなに辛くても、どんなに成績が悪くても社長に批判が集中することは少なかった。社長がコロコロ変わるクラブに未来はないと思っているので、どうにかして小澤社長には自分の力で立ち上がっていただきサポーターに認めてもらいたいというのが率直な気持ちです。
片野坂監督は続投を思わせるような決意を語ってくれました。できれば批判を浴びやすいポジションではなく、GMなどフロント側で長くチームに関わっていただきたいというのが率直な本音ですが、やると決まればまっすぐな気持ちで応援するのみです。これだけの熱い想いでチームの未来を語ってくれる人を手放すようなことはしてほしくないです。
私が応援を始めたころに西山選手がトリニータに加入し、そこから引退後もトリニータに関わってくれたこと、そして今日に至るまでトリニータの現場責任者として立ち続けたことは感謝しかありません。トリニータのOBがそのままチームに関わってくれることが何より嬉しいし、それにトリニータが最もつらい時代であった2010年から強化に関わってくれたからね。トリニータが存続でき、毎年のように一喜一憂できるのは西山GMの編成があったからこそ。「一喜」があるのは決して当たり前ではないことを忘れてはならない。
次のGMが誰になるのかわからないがトリニータを心から愛する人が絶対条件ということには変わりない。
そして渡邉キャプテンのスピーチ後に梅崎から一言。本人から直接「引退」というワードは出てこなかったが、あまりにもここで燃え尽きた感があるような内容だったので思わずもう一度リリースを見直した。おそらく本人も整理できていない部分はあるかもしれないが、どんな結末であれ陰ながら応援していきたいし、そしてもう一度トリニータに何かしらの形で戻っていただきたい。
(※ちなみに契約満了からの再契約というパターンもあるので万が一の時は快く受け入れましょう。既に今年1回やってるし。。。)
それにしても、「我々が応援したい大分トリニータはこんなクラブではない」は誰に向けた発信なんだろうか?
私は社長だけでなく、トリニータに関わった全ての方に向けたメッセージだと思っているので、まさに目先の試合で戦ってくれた選手やスタッフ、そして楽しい空間を作ってくれたフロント一同に対して失礼に値する。「我々」と書いてしまったことでサポーターの総意とも読みとられ、迷惑に感じているサポーターは多数いるはず。やはり処分を下してあげるべきだ。
じゃこの辺で
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