1泊2日で秋田に行ってきました。秋田には2016年以来の訪問となり、もしかしたら秋田に行くことはこれが最初で最後かもしれないと思っていました。しかし縁あって、計画が立てやすい季節に試合があり、関東に住んでいるので移動の負荷もそれほどなく、そして何よりブラウブリッツ秋田がJ2に昇格してくれたことにより対戦が実現したということで2度目の訪問が実現できました。トリニータは3年間くらい、もっと遠くの世界に行っていたような気がしたけど、おそらく気のせいだろうな・・・。
びっくりしたのは、前節からメンバーが大幅に入れ替わっていたということ。特にこれまでゴールマウスを守り続けてきた高木がベンチにも入っていなく、開幕戦以来となる吉田に出番が回ってきた。サポーターからも檄が飛んでいて、本人にとっても最後のチャンスのつもりで臨んだに違いない。
伊東は3バックとなってからは天皇杯G大阪戦以来の出場かな。あの時は失点に絡むプレーが目立ってしまったが、ここでアピールしたいという気持ちは吉田同様に強かったであろう。久々の最終ラインとなった羽田もどのくらいやれるか期待半分、不安半分であった。
決してベストメンバーとは言えない布陣なだけに、どこまで受けに回らずに戦えるか注目していた。
開始早々に先制に成功する。相手のキーパー田中のクリアミスをサムエルが収めて、無人のゴールへと流し込む。これで気持ち的にもだいぶ楽になれた。
結果的に失点に直結してしまったが、キーパーが前に出るスタイルである以上、フィールドプレーヤーと同じくミスはあり得る話であるし、高木にだってこのような失点をしてしまうことだって十分にあり得る。もちろん吉田にも言える話だが。
その後はミスはほとんど見られず、田中の広範囲の守備に苦しめられることになった。相模原時代には川口からポジションを奪い、直々にキーパーとしての心得を教えてもらったであろうから素質は抜群。追加点を奪えないことが、逆に焦りへと繋がってしまう。
クオリティの低さに助けられた部分もあるが、それでも急造ともいえるDFラインがしっかりとしていた部分も大きかったかなと。空中戦に関しては羽田だと安心して見ていられる。負ける気がしなかった。
後半に入っても一進一退の攻防は続くが、両チームのディフェンスが集中できていて得点の入る気配を感じない。少しでも油断したらオープンな展開になるかなと思っていたが、コーチングの声がバッチリと響き渡っていた。この試合は声出し応援適用だったけど、吉田のコーチングはこちらからも聞こえていた。
梅崎と金崎の交代は激アツ。ちなみに金崎よりも吉坂コーチのほうが短パンレベルが上だった。
金崎も結果を残したいとは思っているだろうけど、それでも時間帯を考えてプレーを判断できるのはすごく助けられた。金崎がボールをキープすることで時間が進められるし、1点が欲しい相手にとっては間違いなく嫌な選手といえる。
屋敷、小出と久々の選手がピッチに入り、まさにチーム一丸で流れを作っていった。
そして最初の得点を守り切り、1-0で勝利を収めた。ベンチからは最高潮の盛り上がりを見せてくれた。
主務?のふくらはぎが意外と凄い。
選手だけでなく監督やスタッフみんなで盛り上がれているところが素晴らしい。選手たちもサポーターがどれだけの時間と労力を使って秋田入りしているか知っているだろうし、感謝の気持ちはいつも以上に感じているんじゃないかな。
吉田はサポーターのところへ再度向かっていった。高木がメンバーから外れた理由は不明だが、場合によってはすぐに戻ってくることは考えづらくなる。新潟戦、仙台戦と大事な試合がやってくる中で吉田にかかる期待はさらに大きくなる。ここでアピールできれば今後のサッカー人生は間違いなく変えられるはずなので、今の状況をチャンスと捉えてもらいたい。
サムエルは榎社長と握手を交わす。社長も「トーナメントのつもりで戦う」と言った矢先に水戸戦に敗れてしまったので、相当のストレスになったであろう。この1勝で気が休まることはないと思うが、少しでも元気になってもらえたら嬉しい。
次節の新潟には行く予定でいます。ベストなメンバーで臨めるかはさておき、新潟戦で昇格するに値するチームかどうかを判断することになりそう。万が一昇格できたとしても、新潟相手に手も足も出ないようではJ1で戦っていけるとはいえないし、周りの予想通りにJ2へ戻る可能性がほぼ濃厚となる。
ホームで対戦した時は互角でやりあえただけに、約3か月の間で戦う気持ちが失われていないかという視点で見ていきたい。
じゃこの辺で
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