いきたなあ
いきたなあ
くさるほど
いきたなあ
あきるほど
いきたなあ
もう
いやだと
おもうほど
もう
だめだと
おもうほど
いきたくて
いきたくて
しかたなくなる
いきたくて
いきたくて
なみだが
とめどなくながれる
いきたいといった
いきたいといって
いってしまったり
いってしまわなかったり
いろんなやつがいるなかを
いろんなやつがいくなかを
しらんかおして
ぞんぜぬかおして
いきてきた
あきるほど
うめくほど
いきたいきもちに
うそはない
いきたいきもちに
うそはなく
まっしろいかみはよごれていく
まっしろいしたぎはよごれていく
まっしろいこころは
よごれていく
いきたいなあ
ああ、いきたいなあ
ふほうせんきょてきなあめが
よなかじゅうふりつづくまいにちだ
そとへとびだして
うたれたら
かぜをひく
そして
いきたいなあとおもうのだ
ねつがでて
あちこちいたんで
いきがしづらくなると
いきたいなあ
ああ、いきたいなあ
いきたなあ
けっこう
いきたなあ
ときどきは
なにもかも
みたきがするほど
いきてきたなあ
からだも
こころも
どこかしら
むかしとはちがい
たんきになったり
のんきになったりが
おちつかなくなり
なににそんなに
いらつくのか
けっこう
いきてきたくせに
うんだうんだ
いってるまに
もう
うしみつどきがやってくる
こんなじかんに
ひらがなで
ひらがなで
いきたなあ
いきたいなあ
みぎあしの
おやゆびに
ごわりとはえた
うおのめもいだら
あまもりのように
わずかなあかいち
いきた
いきた
い・き・た
そして
こんなじかんだというのに
あくびも
でやしないのだ
いきたいいきたいと
かんがえすぎているせいで
めざましどけい
なりやがれ
おきるじかんなど
かんけいがないから
むだにむだに
なりやがれ
おのれのむいみに
ふんがいしながら
なれ
いきたいと
なれ
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