2015年最強の寒気が到来している10日の夜、恒例の「紙風船上げ」を観に行ってきました。
「上桧内 紙風船上げ」は100年以上続く伝統行事で、江戸中期にエレキテルで有名な「平賀源内」が、銅山開発の技術指導で当地を訪れた際に伝えたといわれています。
秋田ではこの時期いろいろな行事が各地でおこなわれますが、知っている人は知っているが私は知らない「紙風船上げ」に向かいます。
当日、秋田市内は、風が強くて寒い日でしたが、雪はそれほどでもありません。
「紙風船上げ」の会場、上桧木内は秋田市内とは雲泥の差、かなりの積雪です。
案内された「上桧内小学校」に駐車です。
紙風船館の様子
紙風船の打ち上げ会場はこの建物の隣の広場です。
屋外会場のメーンステージ
すこし早く着いたので、会場はまだ準備中のところもありますが、ほぼ、準備完了の様子
出店があります。
会場中央に薪の焚き火が燃やされていました。寒さのなか、この焚き火はとてもありがたい存在です。
踏み固められた雪を掘った炉ですが、深さ1mぐらいあります。
開会に当たって神主の祝詞ですが、降りかかる雪で神主さんが雪だるまになりそうです。
続いてこどもたちの手踊りの披露、画像は雪のせいで子供たちの映りがよくありませんが秋田美人のたまご達です。
会場のすぐ後ろは秋田内陸縦貫鉄道が通過します。
四時から昼の紙風船上げが開始です。結構大きいですね
熱バーナーで紙風船を膨らませます。
打ち上げると上空に舞いあがっていきます。
だんだん辺りが暗くなってくると幻想的な雰囲気が出てきます。
ポツポツと断続的に打ち上げが続きますが6時になると、一斉打ち上げが始まります。
デジカメで撮った一斉打ち上げの動画を貼り付けました。
上桧木内紙風船上げ2015
この日の寒さは半端なく、焚き火のそばを離れられなくなってしまいました。
おかげで着ているものが燻製されてしまいました。人間燻製?名物の「いぶりがっこ」ならぬ「いぶり人間」になったようです。
寒さにたえきれず8時30分までは耐えられず途中で引き上げました。次はもっと防寒をして対応したいと思います。
車の運転がなければ出店の熱燗で、防寒対策ができるんですけどね・・残念です。