気まぐれ日記

気ままに、また、思い出に

フィリップス・コレクション展 三菱一号美術館

2018-11-09 | 美術館(キルト展を含む)
フェルメール展の次は、フィリップス・コレクション展に行ってみました。





フィリップス・コレクション展|三菱一号館美術館(東京・丸の内)


美術展は、こうでなくては、至近距離から後ろに下がったりと落ち着いてじっくりと鑑賞できました😆
フェルメール展では、絵画を観に行ったのか、人に押されに行ったのか、両方が味わえましたけど😓

フィリップス氏のお好みの絵画と共に、フィリップス氏自身の絵画の思い入れや感想も展示してあります。
ブラック等の緩キュビスムがお好きみたいですね。

フランシスコ・デ・ゴヤ
「聖ぺテロの悔恨」
この美術展唯一の聖書画です。



シスレー
「ルーヴシエンヌの雪」
モネの「かささぎ」がとても好きですが、これも好きですね🎵



セザンヌ
「ベルヴュの野」
暖色系美しい絵画です。
セザンヌって、寒色系が多いようなイメージが私にはありますが・・・。



ゴッホ
「道路工夫」
タッチの柔らかい穏やかな絵画に見受けられます。



「アルルの公園の入り口」



アンリ・ルソー
「ノートル・ダム」
ルソーの絵画は何度も言ってますが、観ていて楽しくなるので好きです。



アンリ・マティス
「サン=ミシェル河岸のアトリエ」



近くで観ると中央辺りにひびがかなり入ってました。マティスの絵画はかなり観ましたが、ひびは、今まで気がつかなかった、これも至近距離で鑑賞できたお陰ですかね。

ピカソは彫像を含めてけっこう展示されています。

「緑の帽子をかぶった女」



ブラック
「丸いテーブル」
かなり大きな作品です。
解りやすい!



今、国立新美術館で展示されている、ボナールの作品もけっこうあります。
他には、整った署名が見える、ユトリロやマネ、モネ、ドラクロア、コロー、クールベ、カンディンスキー等全員、巨匠揃いとなっています。
また、一室に撮影できる場所があります。


























美術館辺りの景色です。






フェルメール展 上野の森美術館

2018-11-06 | 美術館(キルト展を含む)
フェルメール展


ルーベンス展に続いて、期日時間指定のフェルメール展に行きました。







とにかく半端なく混んでいました。

ワルラン・ヴァイヤン
「花の画家マリア・ファン・オーステルヴェィク」
やさしいまなざしと豪華なファッションが気になる絵です。



レンブラント周辺の画家
「洗礼者ヨハネの斬首」

切り離された首とその胴体までも描いています。
サロメのファッションは、いかにも当世風です。



この辺りまでは、スムーズに観れたのですが、ウィーリンヘンの「港町近くの武装商船と船舶」付近から、船の絵が好きな人々がいたためか、さっぱり動かなくなり、「列は設けてないので、空いている所から観るように」の館内放送が何度も繰り返されるので、この辺りは飛ばして、ウェーニクスの「野うさぎと狩りの獲物」に行きました。

こちらは人の流れがあり、メツーの代表作「手紙を書く男」がよ~く観えました。
一際、華やかで、細部まで美しい絵です。この男性の性格は移り気ですけどね。




メツー「手紙を読む女」
フェルメールと似た黄色の上着ですね。



ヤン・ステーンは「家族の情景」と「楽しい里帰り」の2作品が展示されています。

そして、白い廊下を抜けて、フェルメールルームに向かいます。

「マルタとマリアの家のキリスト」聖書のお馴染みのテーマです。

「ワイングラス」サイズ感が充分あり、華やかで、とても美しい作品です。
隣りの「リュートを調絃する女」「真珠の首飾りの女」「手紙を書く女の」の3作品が同じ黄色の上着を着て薄ぼんやりと描かれているのに対して、こちらは鮮やかなドレススタイルですし、細部まではっきりと描かれています。



有名な「牛乳を注ぐ女」
フェルメールブルーが鮮やかで、細かい光の描写が見えます。
9月に大塚国際美術館でこの作品をくっついて観たのですが、あちらは室内が少し暗かったせいか、オリジナルのこの作品の方が色鮮やかに感じました。
小さめサイズのため、乗り出して観る人が多く、足下に引いてある線から出ると注意されますよ。



フェルメールルームから、船の絵辺りに戻ってみると、今度は人の流れの切れ目があり、うって変わって良く観えました。
ふと見ると「洗礼者ヨハネの斬首」辺りがとても混雑していました。
これから、フェルメール展に行く方は、混んでいる場所を飛ばして、時間をあけて戻ってみると良いかもしれませんね。