フジオカ日本画サロンのオンライン講座を受講しました。天然岩絵の具の白番と藤岡雅人先生が中国の貴州民族大学美術学院の招へいで大学での講演や貴州の赤土や藍工房などご訪問されたお話は、とても興味深く、勉強になりました。
約30年日本画を描いてきながら、余りにも知らないことが多すぎる!そう実感した講座でした。アナログ人間の私がオンライン講座なんて受講できるかしら?と最初はおっかなびっくり、おそるおそるでしたが、これで何回目かしら、慣れたとは言い難いけれど、何とか受講できています。
岩絵の具の白番というのは、実はあんまり使っていませんでした。何となく、白番という一番粒子が細かい場合、水干絵の具で十分代用できると思っていました。そうでないことが実感としてわかりました。そんなに繊細な色の違いにこだわっていなかったのです。
貴州藍とインド藍の違い、赤水というところで採れる赤土の赤色、ヤクの膠・・・興味深々でした。ヤクの膠は粘り気が強く、ひび割れにくい特徴があるとのこと、文化財修復に適していることなども、これから試してみたいと思っています。
講座の中で作った色見本を眺めているだけで、楽しくなる私です。日本画の絵の具の色は本当に美しい。そもそも何故私が日本画を選んだかというと、色の美しさに魅せられたからですものね。
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