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この冬は暖冬のようだ。稀に寒くなるけれど我慢できないほどではないし。風信子は南国宮崎の生まれ育ちだけど、子供の頃に「もっと寒い地方のことを考えたら恵まれている。少し位の寒さなんか我慢しなさい」と言われて育った。木造校舎でふるえていたよ。中学になっても、セーラー服の上にカーデガンを着るのもご法度だったし、ハイソックスも禁止だった。高校でも制服のうえにオーバーなど駄目であったよ。
大阪に来て、大して宮崎と寒さは変わらないのに学校にストーブがあるとか、高校生がハイソックスやオーバーを制服のうえに着ているのをみると、うらめしくなる。だまされていたのだなあ、と。
でも、そのおかげでか割に寒さに強くなっているようだ。友人は皆、冬はアタシの家には遊びにいけないというのだ。暖房をあまりしないからだ。
とはいえ、冬の寒さが身体に与えるストレスは大変なものらしい。冬の間に身体のなかのビタミンは枯渇してしまい補充しないと色々と春になって体調をくずすことになる。風信子は30代の頃、春になると手がつって歯ブラシが握りにくいという体験をした。どうも、ビタミンBが不足していたらしい。
同じように友人で、春になると毎年、腱鞘炎で長いこと悩む人がいる。ビタミン不足だと思う。カルシウムも足りないのかもしれないが。
今日、紹介する本の著者である星野仁彦先生はもともと精神科医である。人の心を癒すことで自分にストレスをためていたと後になってわかるのであるが、42歳で大腸がんに襲われたのです。悪性で5年後の生存率が0%。同僚の医者に「お前は精神科医なんだから精神力でガンバレ」と言われたが、ショックに打ちのめされて、しばらくは無気力状態だったそうです。
それでも手術のあと、がんの治療に関する本を読み漁り、一番、納得できたのがゲルソン療法という野菜や果物のジュースを飲む食事療法だったそうです。
働きながら食事管理をするためには、厳格なゲルソン療法では無理があり、ポイントを抑えたやり方で実行。それがにんじんを始め野菜ジュースを大量に飲み、無塩食、油と肉や卵の制限というやりかただそうです。その結果、「余命半年」と宣告されたのに13年たった今、前より元気に生活されているそうです。
一杯のにんじんジュースががんを予防すると紹介する先生の本は、半分以上は、さまざまな素材の料理のレシピについやされている。いずれも、美味しそうな家庭料理である。
19歳の厄年に急性肝炎におそわれた風信子。疲れた肝臓に一杯のにんじんジュースが良く効くようなきがする。便秘の解消や、風邪をひきにくくなったと効用も多いと思う。
この本について詳細を知りたかったら、下のリンクからどうぞ。
『がんの芽をつむにんじんジュース健康法』 星野仁彦 著