尾瀬岩鞍スキー場は群馬県武尊山北東部に位置するスケール、コース、滑り応えの点で関東屈指のスキー場で、国体や技術選会場にもなります。自身は学生時代から数えると一番回数が多く、お世話になっているスキー場です。今回は少し切り口を変えてスキー場レポートをご紹介させていただきます。
エリアの広さでは、さすがに志賀高原、八方、蔵王には適いませんが、コースの滑り応え、多様性は引けをとらないスキー場だと思料します。来シーズンの参考になりましたら幸いです。
(出典:「ホワイトワールド尾瀬岩鞍」さんHPより引用)
尾瀬岩鞍スキー場の◎・△・その他
【◎なところ】
①斜度、広さ、長さを兼ね備えたコースを配置するスキー天国
●「チャンピオンAコース」
最大斜度は24度ですが、実際に滑るとそれ以上に感じます。横幅があり、ついスピードを出してしまうコースです。小回りで滑ると目立ちます。スキー場では珍しくお昼にバーンの整備が入ります。
●「国体女子コース(沢)」
最大斜度は23度で当スキー場のメインコースです。皆さんかっ飛びで滑るので、自身はいつも端を滑ります。午後にはコブになることが多いです。
正面から少し左が「国体女子コース(沢)」です。(一番左は「リーゼンコース」(不整地)です。)
(出典:「ホワイトワールド尾瀬岩鞍」さんHPより引用)
●「ミルキーウエイ」
距離が3Km近くあり、斜度も起伏に富み、初心者がこのコースを3本滑り降りれば、自然と初心者を卒業できると思います。自身は最後の1本はこのコースを滑り麓に帰ります。
(出典:「ホワイトワールド尾瀬岩鞍」さんHPより引用)
②斜度で使い分けられるコブ(不整地)斜面
●「ぶなの木コース」
最大斜度は23度でコブの練習にはキツ過ぎず緩すぎずで丁度よいです。ただ、コブのラインがやや不規則でやっかいです。日中、このコースに掛かるリフトは混みます。
朝10時から12時過ぎまでこのコースでひたすら練習し、帰りは非常に腰が痛みます。なお、「ぶなの木学級」のサイトは最近更新されていないようですが、メンバーの方はよく見かけます。
(出典:「ホワイトワールド尾瀬岩鞍」さんHPより引用)
●「リーゼンコース」
最大斜度27度でコブが大きく、深いので非常に難しいコースです。このコースの上部を上手に滑っているスキーヤーをあまり見たことがありません。自身の目標はこちらのコースの制覇です。
③ゴンドラ降り場から観える武尊山の壮大さ
(出典:「ホワイトワールド尾瀬岩鞍」さんHPより引用)
晴れていると、青い空の下に雪で覆われた白い武尊山がどっしり構え、壮観です。
【△なところ】
①駐車場からゲレンデまでの距離
大抵停める第2駐車場はゲレンデ迄歩くと5分程かかります。巡回シャトルバスもあるのですが、サクッとゲレンデまで行けると助かります。帰りは駐車場まで滑って行けます。
第1駐車場はゲレンデ近くですが、宿泊者優先のようでハイシーズンは停めれた経験はありません。
②国道からの導入路の勾配
何度か掲載記事で触れましたが、国道からの導入路の勾配はかなりきついです。積雪時はFF+スタッドレスでは困難と推測します。
スキー場HPにも情報が出ますので、要チェック、要注意です。(勾配は自然立地上、致し方ございませんので、要注意の意味での△でございます。)
【その他】
・滑り応えがあるため、スキーヤーが多く、ボーダーは少ないです。
・ICチケットリフト券の保証金返却機は第二駐車場にもあります。
・朝一番に上部に登る際はゴンドラもよいですが、クワッドを2本乗り継ぐ方が空いています。ただ、ゴンドラ降り場の1段下迄となります。(そこから上へのリフトは運転開始が少し遅くなります。)
・上部西山ゲレンデの「みずなら」と「とちの木」の両コースは人気があるため、そのコースに行くリフト(「ぶなの木コース」に掛かるリフト)は結構混みます。
こちらのスキー場には通算すると50回以上行っていると思います。それだけ魅力的なスキー場です。行かれたことがない方は是非一度行かれてはいかがでしょう!なお、スキー場の正式名称は「ホワイトワールド尾瀬岩鞍」です。
参考まで過去のスキー場レポートはこちらです。
【気になるスキー場レポート!】会津高原高畑スキー場 - スキー移住群馬県沼田市・シニアスキーヤー