参議院議員会館の1階ロビーで、「写真展~復興から未来へ~」が始まりました。
これは、今年の7月29日~30日に開催される予定の「子ども国会~復興から未来へ~」のプレ・イベントの一環として行われるもの。明日、3月9日(金)から16日(金)まで参議院議員会館1階ロビーに展示されるのですが、今日その内覧会が開催されました。
展示されているのは、東日本大震災被災地の子どもたちが撮影した、または被写体として写っている写真。震災当日、間近に迫った津波から逃れるために高台へ避難している子どもたちの様子や、震災後、中学校の体育館に仕切りを作って、不自由な環境の中で一生懸命に勉強している姿、明日への希望を胸に被災地の復興を誓っている子どもたちなどです。いずれも胸を打たれる写真で、私も見学していて胸が熱くなりました。
これは、そのうちの一枚。大船渡市立第一中学校の学校新聞「希望」の、2011年3月18日(金)号です。そう、震災後、わずか1週間後に作られた学校新聞。そこには、「一中生に声をかけて下さい!何でもやります」という見出しの下で、次のようなメッセージが掲載されています:
「このような緊急事態の中で私たち一中生に何が出来るのか、何をしてあげられるのか考えていきたいです.....私たちに出来ることはとても限られていますが、水汲み、トイレ掃除、おつかい、何でもします。一中生に声をかけて仕事をさせて下さい。特にご老人の方は遠慮せず、お近くの一中生に声をかけ、何でもやらせて下さい」
子どもたちのこの思いに、被災された方々も大いに勇気づけられ、地域社会における支え合いの大切さを改めて感じたことでしょうね。
議員会館にお立ち寄りの機会がありましたら、ぜひ1階ロビーに足を止めて、展示された写真をご覧いただければと思います。