石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

ILO(国際労働機関)への拠出金が激減!?

2010-09-30 23:42:11 | 活動レポート
いよいよ明日から臨時国会が始まります。議員会館はさながら「嵐の前の静けさ」という感じ。終日雨模様だった窓の外に比べて、国会内は意外におとなしめの一日でした。

しかしもちろん、石橋事務所は午前中から全開でした!

朝から断続的に、厚生労働省の「緊急人材育成・就職支援基金(=雇用保険を受給できない求職者のための基金訓練)」担当やILO(国際労働機関)担当の皆さん、また、総務省から「情報通信(ICT)国際政策」担当や「ICTタスクフォース・光の道」担当の皆さんに来ていただいて、これらの課題に関するブリーフィングやディスカッションをしっかり時間をかけて行いました。全部終わったときにはもうすっごい情報量で、なんだか胃袋から溢れ出そうな感じでしたが、これからしっかり消化して栄養に転換せねばなりません。

それにしても、厚生労働省のILO(国際労働機関)担当の皆さんとのディスカッションは、なかなかしびれました。何にしびれたかというと、日本のILOへの分担金の割合が「激減した!」ことにしびれてしまったのです。

ここでちょっと説明を。

ILOを含む国連機関に対する分担金は、加盟国ごとに決められた「分担率」に予算総額を乗じて、加盟国に割り当てられることになっています。その「分担率」は、加盟国の経済力などの支払能力を勘案して3年ごとに国連総会で決定されて、それが各国連機関に適用されるわけです。

かつて、日本の分担率は20%前後で、アメリカの22~23%に次いで大きな割合でした。第3番目の国の分担率が大体10%ですから、その当時は日本とアメリカの2カ国だけが突出して多く、両国だけで40%以上の財政負担を占めていたことになります。

しかし日本の分担率は近年、徐々に低下傾向にあって、2006年12月に決定された2007年から2009年までの3年間の分担率は「16.624%」に低下しました。でもその時はまだ、突出して高かった日本の分担率が他の先進国と比較して、まずまず妥当な線になってきたな~という感じで、割と余裕を持って受け止めていたんです。ところが、新しく決められた2010年以降の日本の分担率が、なんと「12%」にまで下がったと聞いて、さすがに唖然としてしまったわけです。一気に4%以上のマイナス、額で言ったら約17億円の減ですよ!

これはひとえに、日本のGNP伸び率の相対的低下によるもので、別に日本の政府がお金を払いたくなくて「分担率を引き下げろ!」と要求したわけではありません。これでもまだ、アメリカに次ぐ第二位の拠出国であることは変わらないのですが、世界の中で日本の国力が相対的に低下したことをはっきりと見せつけられました。ちなみに、日本の分担率が下がった代わりに、経済成長著しいアジアなどの途上国の分担率がちょっとずつ上がった、という説明でした。

国連機関に対する義務的経費の分担が、加盟国の間でより広く薄く行われるということは歓迎すべきことなのかもしれません。ただ、先進国の多くは、分担金が少ない分、任意の拠出金の額を増やして存在感を示しており、日本もこれからは、任意の拠出金額を増やして国際貢献レベルを維持・強化していく必要があります。今回、ILOへの分担金が大幅に減額になったわけですが、その分を任意の拠出金に回して、ILOがアジア諸国に向けて実施している各種技術協力プログラム、特に、ディーセントワークの実現に向けた社会的セーフティーネットの拡充などのプロジェクトを支援していくべきですね。

今後、機会を見つけて、そういう提言を積極的にしていきたいと思っています。

疲れがでるころか…!?(事務所だより)

2010-09-30 15:39:59 | 雑記


今週は、28日にNTT労組データ本部の分会長のみなさんが国会訪問してくださり楽しいひとときを過ごすことができました。ありがとうございます。
そのもようは、28日に議員が更新した「日本映像通信社さんのビデオインタビュー」の中に記載されています。

さて、今週に入ってから、体調がイマイチ。
毎日の温度差についていけず、不調な日が続いています。
そんな中、事務所内で体調がすぐれないのは私だけではないことに気づきました…。
食後、各自が薬を飲んでいたのです(笑)。

事務所立ち上げから2ヵ月が経過。
表面上は元気に見えるのですが、議員も私たち秘書も疲れが出ているようで全員弱っています。お互いが気遣いしていたのでしょうかねぇ…。

明日から臨時国会がはじまります。
あわただしい日々にそなえ、それぞれ健康管理に気をつけて頑張ります!

札幌に行って退職者の会全国総会に参加してきました

2010-09-29 23:55:25 | 活動レポート
NTT労組・退職者の会第12回全国総会に参加させていただくため、札幌に行ってきました。

「安心・信頼、生きがいあるれる21世紀、みんなと共に!」というシンボルフレーズが掲げられた今回の全国総会、全国各地から200名近い参加者の皆さんが集まっておられました。この1年半、退職者の会の皆さんには全国各地で、とっても温かい応援をいただきました。そのことについてまずはお礼をさせていただいて、そしてこれからの活動への抱負を熱くお話したのですが、今日は特に「医療の再生」に向けた取り組みについて思いを述べさせていただきました。

先日、『医療再生フォーラム21』に参加した時に報告していたように、今、医療の再生をめざす医療関係者の皆さんと協力しながら、医療分野における労働基準法の適用について調査を進めています。実は、そもそも医療崩壊の危機について私に切々と実情を訴えて下さったのが、全国各地の退職者の会の先輩方だったのです。「安心の医療がなければ、住み慣れた地域で安心して暮らせない!何とかしてくれ!」と訴えて下さった皆さん方の声は、今でもしっかりと私の頭の中に焼き付いてます。

安心の医療を再構築していくためには、やはりそれを担うお医者さんや看護士さんたちが、心身ともに健康で、かつ、やり甲斐と誇りをもって医療に従事していただくことが必要です。今朝の新聞各紙に、厚生労働省が全国調査の結果として発表した「医師不足、全国で2万4千人」という見出しが躍っていましたが、まさにこの医師不足による過重労働・超長時間労働が、勤務医の皆さんを大変厳しい状況に追いやっているのです。その労働環境の改善を図り、さらには医師不足を解消していく取り組みを進めることで、特に地方における医療の再生を図りたい、そう考えています。

「先輩方にこれからもずっと安心して暮らしていただくためにも、しっかり頑張ります!」と約束させていただいて、東京に帰ってきました。この約束を果たすためにも、これから努力していかねばなりませんね!

9月28日(火)のつぶやき

2010-09-29 02:03:51 | 活動レポート
09:59 from Echofon
委員会の配属について、先ほど、内示をいただきました。常任委員会は「総務委員会」と「 行政監視委員会」、特別委員会は「沖縄及び北方問題に関する特別委員会」です。しっかり頑張ります!
10:55 from Echofon
今、参議院の外交防衛委員会で、同僚の斉藤嘉隆議員(民主党)が国際連帯税に関しての質問をしていました。先般の国連総会に合わせて開かれた国際会議で、前原誠司外務大臣が「国際開発連帯税の新設を検討する」と表明したことを受けての質問ですね。
by ishibashi2010 on Twitter