今日、民主党の両院議員総会が開催されて、野田佳彦新代表より新しい党人事について提案があり、輿石東参議院議員が幹事長に、前原誠司衆議院議員が政調会長に、そして平野博文衆議院議員が国対委員長に、それぞれ満場の拍手で承認されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/dd/ce35b34ab9cfcf0bab564f4367bbc741.jpg)
▼両院議員総会で就任の挨拶をする輿石東・新幹事長。
まずは、上々のスタートではないでしょうか。「ノーサイド」を実感できる適材適所人事だと思います。それを如実に表しているのが、両院議員総会の雰囲気。これまでとは随分違う雰囲気で、とても和やかです。次は、新総理としての組閣作業になりますが、野田さん、国民のためのいい内閣を作ってくれるのではないでしょうか。そんな期待感が沸き上がってきました。
さて、そんなところで今日は、8月26日に民主党のマニフェスト検証委員会が公表した『マニフェストの中間検証』についてご紹介したいと思います。
・民主党マニフェストの中間検証
このマニフェスト検証委員会は、岡田・(前)幹事長を委員長に、6月から8月にかけて計9回の会合を重ねて検証作業を進めてきました。その前段では、民主党の政策調査会が数ヶ月間かけて全党的な検討作業を行っているので、全体としてとっても丁寧に、かつ時間をかけた検証になっています。
上記のリンクを辿って、ぜひ実際の中間検証をお読みいただければと思いますが、内容は(1)総括(2)主要事項の検証――政権構想5策、主要政策の到達点、重点事項の実績例、未実施の政策例、(3)マニフェスト財源の確保 --- という3章構成になっていて、個別課題の検証を含めて大変分かりやすい記述になっていると思います。
そして、目を通していただければ、実はマニフェストで約束した事項のうち、既にこれだけのことが実現している、または実現途上にある、ということがお分かりいただけると思います。日本のメディアは、実現出来たことはほとんど報道してくれないので、それが国民の皆さんに知られていないのが残念なところですが・・・。
マニフェストは、項目として約180の政策事項があります。そして、すでに完了しているもの、着手済みで一部完了しているものなどが約56%です。マニフェストは、4年間で実現する政権公約ですので、最初の2年間でもう半分以上が実現していることになります。すでに着手をしていてこれから実施されるものも含めれば、約8割に達します。一方で、まだ全く手が付けられていない未着手のものは約6%に過ぎません。
ただし、まだ出来ていないものの中に、国民生活にとって非常に大切で、かつ皆さんにも大いにご期待をいただいたものがあるのも事実です。
ガソリンの暫定税率の廃止、郵政改革法の成立、労働者派遣法の改正、在日米軍基地の見直し、議員定数の削減、などですね。子ども手当についても、残念ながらマニフェストで約束した金額とは大きくかけ離れている状況です。これは、マニフェスト作成時には想定出来なかった多くの出来事(金融危機、ねじれ、大震災など)が発生したことも要因ですが、マニフェスト作成時に、それぞれの施策の実現可能性について党内で検証する作業が不十分であったことも原因です。この点は、真摯に反省しなければなりませんし、きっちりと説明責任を果たすべきです。
中間整理は、この点について次のように書いています:
私自身は、この立場を全面的に支持します。皆さんはどう思われるでしょうか?
今後、こういった基本姿勢をきちんと踏まえながら検証の最終取りまとめをし、国民の皆さんに説明しながら、優先的に実現すべき課題を一つ一つしっかりと実現していかなくてはなりません。それこそが、野田新体制の大きな責務であり、実現に向けて団結してがんばることだと思っています。
![](http://www.dpj.or.jp/global/data/files/0000/0000/4744/9423a9c1bcf6c93ef8805fabaa19968e_tn608.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/dd/ce35b34ab9cfcf0bab564f4367bbc741.jpg)
▼両院議員総会で就任の挨拶をする輿石東・新幹事長。
まずは、上々のスタートではないでしょうか。「ノーサイド」を実感できる適材適所人事だと思います。それを如実に表しているのが、両院議員総会の雰囲気。これまでとは随分違う雰囲気で、とても和やかです。次は、新総理としての組閣作業になりますが、野田さん、国民のためのいい内閣を作ってくれるのではないでしょうか。そんな期待感が沸き上がってきました。
さて、そんなところで今日は、8月26日に民主党のマニフェスト検証委員会が公表した『マニフェストの中間検証』についてご紹介したいと思います。
・民主党マニフェストの中間検証
このマニフェスト検証委員会は、岡田・(前)幹事長を委員長に、6月から8月にかけて計9回の会合を重ねて検証作業を進めてきました。その前段では、民主党の政策調査会が数ヶ月間かけて全党的な検討作業を行っているので、全体としてとっても丁寧に、かつ時間をかけた検証になっています。
上記のリンクを辿って、ぜひ実際の中間検証をお読みいただければと思いますが、内容は(1)総括(2)主要事項の検証――政権構想5策、主要政策の到達点、重点事項の実績例、未実施の政策例、(3)マニフェスト財源の確保 --- という3章構成になっていて、個別課題の検証を含めて大変分かりやすい記述になっていると思います。
そして、目を通していただければ、実はマニフェストで約束した事項のうち、既にこれだけのことが実現している、または実現途上にある、ということがお分かりいただけると思います。日本のメディアは、実現出来たことはほとんど報道してくれないので、それが国民の皆さんに知られていないのが残念なところですが・・・。
マニフェストは、項目として約180の政策事項があります。そして、すでに完了しているもの、着手済みで一部完了しているものなどが約56%です。マニフェストは、4年間で実現する政権公約ですので、最初の2年間でもう半分以上が実現していることになります。すでに着手をしていてこれから実施されるものも含めれば、約8割に達します。一方で、まだ全く手が付けられていない未着手のものは約6%に過ぎません。
ただし、まだ出来ていないものの中に、国民生活にとって非常に大切で、かつ皆さんにも大いにご期待をいただいたものがあるのも事実です。
ガソリンの暫定税率の廃止、郵政改革法の成立、労働者派遣法の改正、在日米軍基地の見直し、議員定数の削減、などですね。子ども手当についても、残念ながらマニフェストで約束した金額とは大きくかけ離れている状況です。これは、マニフェスト作成時には想定出来なかった多くの出来事(金融危機、ねじれ、大震災など)が発生したことも要因ですが、マニフェスト作成時に、それぞれの施策の実現可能性について党内で検証する作業が不十分であったことも原因です。この点は、真摯に反省しなければなりませんし、きっちりと説明責任を果たすべきです。
中間整理は、この点について次のように書いています:
「国民との約束であるマニフェストはきわめて重いものである。他方で、政権政党には、マニフェストに掲げた政策の実現に全力を挙げながらも、しかし日々変動を続ける政治・経済状況に対応し、マニフェストを含めた政策全体の中で優先順位を付け、時にはマニフェストにない政策を優先させるなど、国民にとってより重要な政策を実現させることが求められる。大切なことは、政策の優先順位を変え、マニフェストに掲げた政策が実現出来なくなったときに、なぜそういう判断に至ったかについて、国民に素直に説明し、理解を求めることである」
私自身は、この立場を全面的に支持します。皆さんはどう思われるでしょうか?
今後、こういった基本姿勢をきちんと踏まえながら検証の最終取りまとめをし、国民の皆さんに説明しながら、優先的に実現すべき課題を一つ一つしっかりと実現していかなくてはなりません。それこそが、野田新体制の大きな責務であり、実現に向けて団結してがんばることだと思っています。
![](http://www.dpj.or.jp/global/data/files/0000/0000/4744/9423a9c1bcf6c93ef8805fabaa19968e_tn608.jpg)