今日、3月31日は平成22年度の最終日。今日で期限が切れる法律で明日以降の新年度も継続させなければならないものや、新年度から適用しないと国民生活に大きな影響が出る法律など、いわゆる「日切れ法案」の処理を本会議で行いました。
今日のハイライトは、子ども手当のつなぎ法案の採決。ご存じのように、子ども手当については新年度から3歳未満の子どもには7千円増額の2万円に拡充する法案を政府が提出していたわけですが、野党の反対で暗礁に。このままでは今日で子ども手当が停止になってしまい、明日からは以前の児童手当(中学生は対象にならず、額も大幅に減って、かつ所得制限付き)に戻ってしまうところだったのです。
そこで政府は、現行の子ども手当法の有効期限を6ヶ月間延長するつなぎ法案を提出。その参議院での採決が今日、行われたわけです。
まず、厚生労働委員会で採決の結果、賛成と反対が同数に。同数の場合は委員長の裁定によって賛否が決まることになっていて、民主党の津田弥太郎委員長が賛成して可決。そして何と、本会議でも賛否同数(120対120)。決着は西岡武夫議長の裁定に委ねられることとなったのです。
そして西岡議長の裁定は・・・「可(賛成)」! 子ども手当は守られたのでした!
実は、みんなの党がこのつなぎ法案に反対していて、そのまま行くと反対多数で否決だったかも知れませんでした。ところが、みんなの党の寺田典城議員が党の拘束を振り切って賛成に回り、その結果、賛否同数を確保できたわけです。子ども手当を守ってくれた寺田さんの決断に敬意を表したいと思います。
とにかく、子ども手当に対する自民党の物言いは酷い。
「百害あって一利なし」だって? 自民党は、子ども手当で本当に生活が助かっている子育て家庭や、母子家庭・父子家庭、児童福祉施設の子どもたちにも話を聞いたのでしょうか? 自民党が改悪した労働法規のおかげで非正規雇用や年収200万円以下の労働者が激増し、結婚も出来ない、子どももつくれない、子どもにいい教育を与えられないという若い世代が大量に生み出された事実をどう考えているのでしょうか?
自民党は、子ども手当、高校無償化、高速道路無償化、戸別所得補償制度を「ばら撒き4K」などと言って批判しています。つまり、子どもなんかほっとけ(自己責任で育てろ)、(高速道路料金を財源に)もっともっと道路を作らせろ、農家や農地は守らなくていい、そう言っているわけです。自民党が長期間にわたって政権にいたからこそ、少子化が進み、農地が寸断され、道路が作られまくったのも当然ですね。そういう冷たい社会をやっぱり推し進めたいわけです。
私たちは、子どもを大切にしたい、子どもをもつ親を大切にしたい、子どもと親を社会全体で応援したい、そう考えています。それが、高齢世代を含めた日本社会全体のためになるからです。半年後、もう一度子ども手当法案の採決がやってきます。その時は、さらに拡充した子ども手当法案を成立させ、若い世代が安心して子どもをつくり、育て、みんなが元気になれる社会への大きな一歩にしたいと思っています。応援して下さい!
今日のハイライトは、子ども手当のつなぎ法案の採決。ご存じのように、子ども手当については新年度から3歳未満の子どもには7千円増額の2万円に拡充する法案を政府が提出していたわけですが、野党の反対で暗礁に。このままでは今日で子ども手当が停止になってしまい、明日からは以前の児童手当(中学生は対象にならず、額も大幅に減って、かつ所得制限付き)に戻ってしまうところだったのです。
そこで政府は、現行の子ども手当法の有効期限を6ヶ月間延長するつなぎ法案を提出。その参議院での採決が今日、行われたわけです。
まず、厚生労働委員会で採決の結果、賛成と反対が同数に。同数の場合は委員長の裁定によって賛否が決まることになっていて、民主党の津田弥太郎委員長が賛成して可決。そして何と、本会議でも賛否同数(120対120)。決着は西岡武夫議長の裁定に委ねられることとなったのです。
そして西岡議長の裁定は・・・「可(賛成)」! 子ども手当は守られたのでした!
実は、みんなの党がこのつなぎ法案に反対していて、そのまま行くと反対多数で否決だったかも知れませんでした。ところが、みんなの党の寺田典城議員が党の拘束を振り切って賛成に回り、その結果、賛否同数を確保できたわけです。子ども手当を守ってくれた寺田さんの決断に敬意を表したいと思います。
とにかく、子ども手当に対する自民党の物言いは酷い。
「百害あって一利なし」だって? 自民党は、子ども手当で本当に生活が助かっている子育て家庭や、母子家庭・父子家庭、児童福祉施設の子どもたちにも話を聞いたのでしょうか? 自民党が改悪した労働法規のおかげで非正規雇用や年収200万円以下の労働者が激増し、結婚も出来ない、子どももつくれない、子どもにいい教育を与えられないという若い世代が大量に生み出された事実をどう考えているのでしょうか?
自民党は、子ども手当、高校無償化、高速道路無償化、戸別所得補償制度を「ばら撒き4K」などと言って批判しています。つまり、子どもなんかほっとけ(自己責任で育てろ)、(高速道路料金を財源に)もっともっと道路を作らせろ、農家や農地は守らなくていい、そう言っているわけです。自民党が長期間にわたって政権にいたからこそ、少子化が進み、農地が寸断され、道路が作られまくったのも当然ですね。そういう冷たい社会をやっぱり推し進めたいわけです。
私たちは、子どもを大切にしたい、子どもをもつ親を大切にしたい、子どもと親を社会全体で応援したい、そう考えています。それが、高齢世代を含めた日本社会全体のためになるからです。半年後、もう一度子ども手当法案の採決がやってきます。その時は、さらに拡充した子ども手当法案を成立させ、若い世代が安心して子どもをつくり、育て、みんなが元気になれる社会への大きな一歩にしたいと思っています。応援して下さい!