イチゴロー’s Memorandum

日々の出来事、雑感や思いついたことの記録です

自衛隊機に対する射撃管制レーダー照射問題

2019-01-05 18:11:45 | 伝える
昨年からの韓国海軍駆逐艦の海上自衛隊哨戒機に対する射撃管制レーダー照射問題ですが、いまだに解決の糸口が見えてきません。
海上自衛隊の映像公開に対して反論らしき事をしていますが、ピントが外れていると言うか、論点をずらそうとしているのか、よくわからない反論をしています。
海上自衛隊としては国籍旗を掲げていない艦船が領海近くにいれば当然のことながら確認をします。するのが普通の国です。
・北朝鮮の漁船が遭難したので、悪天候のためレーダーを総動員して捜索した。たまたま、自衛隊機が照射範囲に入った。
 →自衛隊機が撮影した映像では海上はないでおり、漁船もすぐそばにいた。レーダーを使用する理由はない。しかも場所は能登半島沖の日本の経済水域内である。
・自衛隊機が低空飛行を行い威嚇したから、射撃管制レーダーと連動するカメラで追跡した。その時にレーダーは使用していない。
 →映像を見ても韓国海軍駆逐艦の至近距離を低空で通過したようには見えない。映像ではズームしているようなので至近距離を飛んでいるように見えるが、おそらく至近距離を飛行してはいないだろう。
・海上自衛隊機は緊急周波数を含めて3回ほど韓国海軍駆逐艦に呼び掛けているが、一切応答していない。
 →最初は「海上警察に呼びかけていると思った」が最近では「雑音で聞き取れなかった」に変わっています。これもおかしな話で普通なら問い返すでしょう。

私の疑問点は
・北朝鮮の漁船は遭難しているようには見えない。本当に遭難していたのか。
・韓国の海上警察(日本の海上保安庁に相当)の救難警備艦がいるのに韓国海軍駆逐艦がなぜいるのか。
・その韓国海軍駆逐艦は国籍旗を掲げていない。国際法違反とは言わないが、通常であれば国籍旗を掲げているのが普通である。それはなぜなのか。これが一番大きな疑問点です。遭難救助のためと言っているが、別な目的があったのではないのかとも思えます。
・もう一つの大きな疑問は北朝鮮漁船の遭難を韓国の警備救難艦と駆逐艦はどのようにして知ったのか。北朝鮮漁船がSOSを発信したのであれば、当然のことですが日本側も受信しているはずです。しかし、そのような話はありません。北朝鮮漁船がいても不思議でない場所で落ち合ったとも考えられます。
これらの疑問に答えられなければ日本のみならず、各国も納得しないでしょう。

最終的には外交での決着になると思いますが、誰もが納得できる決着であってほしいと思います。かつての中国漁船体当たり事件のようであってはなりません。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿