今日は、嫁さんと実家へ帰った。・・・
昨日も私だけが帰ったのだけれど、今日は嫁さんがお母んに誕生日のプレゼントを渡すからという事だ。・・・お母んの誕生日は、13日。今年で74か5になるはず。・・・本人は、誕生日すら忘れているようで、このお母ん、私の誕生日すら覚えていない。(たぶん)・・・決して、痴ほう症ではない。価値のない事は、忘れてしまう主義なのだ。年齢なんて関係ないということだろう。・・・ただ、何歳以上は無料とか言うのは、きっちり覚えている。無料券を貰う為、役所に手続きをしに行くのも、苦にならず率先して出かけるのだ。・・・
確かに、年齢にとらわれていると、したいことが出来ない。・・・それに、最近は高齢者と言われる方でも、異常に元気である事は間違いない。・・・
良くテレビなどのインタビューで、「おいくつですか?」・・・「80です!」・・・「え~!お元気ですね~、すごいですねぇ~」・・・と言うのがあります。良くある光景です。・・・インタビュアーは、いったい何を基準に言っているのかが問題だ。・・・平均寿命より若いのに、その会話はおかしい事に気付くべきだ。・・・そもそも、年齢を聞く事自体、年寄扱いしている事になる。・・・
少し前では、定年の時点で年寄りの仲間入りだったが、今は第二ステージの始まりである。・・・それに、結婚晩婚化が進んでいるから、孫に出会うのが、更にもっと後になる。実質的な、お爺、お婆、には程遠いのだ。・・・
さらに、最近の40台までの若者(世間がお爺と認識している世代からして)は、元気が出せないでいる。・・・ならば、お爺と呼ばれる熟年層に、活躍して貰えばいい。社会に貢献し、消費を増やせれば、日本の経済は少しづつ上がりだす。・・・政府の考えは、お爺と呼ばれる世代から金銭を吸い上げる事だけを考えるから、おかしいのだ。税金にしろ医療費にしろ・・・
どうも最近だけではないが、年齢による能力差別があるようだ。・・・小さい子供には、こどもだから~(知識が乏しい)・・・60代以上には、老人だから~(体力が乏しい)・・・
子供たちには、暴力で押さえつけ、年長者にも暴力で遠ざける。・・・だからと言って、若もんだけでは結局何も出来ないで、このありさまだ。・・・暴力には言葉も含まれる。・・・
そう思っている年長者は、多いのではないだろうか。・・・私は、そう思っている。・・・
確かに、年長者の中にも、訳もなく年下の人間を抑え込もうとする輩もいるのは確か。・・・それを真似て、更に下の人間を作り出し抑え込み、それが暴力、パワハラ、セクハラとなっている。・・・これも事実。・・・一体どうしたら良いのか、・・・
定年退職して、年金生活だけれど、悠々と生活し、旅行や趣味に講じて生きていく。・・・そんな安定した老後は、今後期待できない。・・・今のままなら確実に、生活出来ずに、貧困高齢者が倍増する。・・・企業の定年制、年金の法律、医療の法律、年長者に対する世間の認識などを変えていかないと、対応できない。・・・若者の人数がいないのだから、年長者が自分で出来る方法を作らないといけないと思う。・・・
ところで、今日の実家での話。・・・
実家には、エアコンがあるが滅多にはつけない。・・・そこで、裏の窓を開けた。・・・
裏には、田んぼの用水路が流れて、開発が進んではいるが、まだ、田んぼが多いので、田舎の自然が少し残っている。・・・
その小さな川(用水路)には、カメやメダカ等の生物も多く住んでいる。・・・簾越しに見ていると、川沿いの道路の端に立ち、川の中の何かを探しているであろう眼差しで、じっと川面を見ているのがいる。・・・鷺である。・・・今まで、生では見たことがなかった。・・・
また、ここら辺には、そんな生き物はいないものと思っていた。・・・聞くと見るでは大違い!・・・でっかいのだ。羽を広げれば1mはあるだろうか、つるのような細い脚。似ているがペリカンより小さいくちばし。・・・場所を移動し、じっと川面を見つめている。・・・
私は、もっと見たくなり、玄関を出て、裏側へ向かう途中で、飛び立ってしまった。・・・
昔は、当たり前の風景であったのに、我々の世代には、ほとんど見かけなくなっている。・・・それがまた、戻って来ているようで、とてもうれしい事です。・・・出来るだけ、共存したいものです。・・・
お母ん曰く。「大きいのん、居てるやろぉ~。飛んでくるよ!いつも!」・・・いつも!・・・
良い言葉です。「いつも!」・・・
自然との共存も必要ですし、社会においての年長者や子供との本質的な共存が必要です。・・・
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