今日小学3年生と5年生の兄妹のお母さんから連絡がありました。・・・
少し前からお預かりしている兄妹です。・・・
二人とも普通の小学生です。が、兄の方は最近学校でも「いじめ」的な行為を良く目にするらしく、不快感を持っています。妹さんは、天邪鬼。気に入らなければすぐに拒否します。・・・
初めのころは、50分の授業がもちません。特に妹さんが問題です。問題を見るなり「わからん」「できない」を繰り返して、揚句に逃げ出します。・・・
何時だったか、帰りの見送りの時。その時も授業にならず、講師スタッフも手を焼いていました。結局本人のイライラが止まらずそのまま終了し、その途端片づけてドカドカと帰り始めました。・・・
エレベーターの中で、・・・
「どないしたねん?勉強から逃げてるやろ!やる時はやらんと、いつまでも同じことの繰り返しやで!勉強は今やらなあかんねん。逃げても必ずいつかはやらなあかんねん!」と、小3女子には少しきつく話しました。それでもイライラしてさっさと帰って行きました。・・・
次の時、普通にやってきました。まだまだ、わがままを言います。・・・
ある日、教室内の植木を倒してしまいました。・・・
こけてる植木はそのまま、お茶サーバーでジュースを飲んでます。・・・
「えっーこれはあかんやろ~!」と、すぐに片づけに入りました。・・・
ふと彼女を見ると、まだ見ているだけです。・・・
「あのね~、なんで先生が片づけしてんの?倒したあなたも手伝うのがホントやろ~ちがうぅ~?」と告げると、パーっと走って行ってしましました。(内心少し気落ちしましたが)・・・
しかし、彼女はこぼれた水をふくためにティッシュを持ってきました。(いける!)確信しました。「ありがとう!」・・・
掃除機をかけ出すと、「わたしがする~」と言い出してくれます。・・・
少しずつ変わってくれているようです。・・・
そして、今日。・・・
お兄ちゃんの足が骨折しているので、お母さんの送り迎えが必要です。ですが今日はお母さんの仕事の都合で送れません。そこで、今日はお休みするからと兄妹に言ったそうです。すると妹さんが・・・
「いやや!ぜったいに行く!教室へ行く!お勉強する!」と言い出して、一歩も引かないそうです。・・・
兄妹は、30分遅れで授業をスタートさせました。・・・
驚く事に、50分間集中して取り組んでいます。今までなかった事です。何一つ不満を言う訳でもなく。講師の指示通りに進んでいます。質問も正確に出します。・・・
やっと、一歩前に進めたようです。・・・
帰りの見送りの時に、「きっと、天才になるよ~」と、話しておきました。事実そうなりますからね。そうしたらお兄ちゃんが、「オレは?天才にすぐなられへんの?」・・・
「えっ?すぐは無理やろな~コツコツと地道に努力がひつよう~」・・・
「えーーーーーー?すぐが良い~」(こやつもわがままです。)・・・
どんどん進んで行けることを切に願います。・・・
明日に、期待!・・・