今日の、毎日放送・ぷいぷいで、大阪府の放射線の状態を公表する、大阪府立公衆衛生研究所の話が放映された。・・・
大阪府立公衆衛生研究所では、大阪府の空気中、海岸の砂、海水、大阪湾の海の底の土、水道水、玉ねぎなどの放射線量を計り、公表している。(大阪府ホームページ)・・・
それによると、調査の結果は、原発事故以前からの数値と変わらない、自然に計測される値だそうです。・・・海に子供たちを行かせても大丈夫!・・・
しかもこの調査、今から50年前から行われているらしい。・・・1963年5月の米ソによる核実験、チエルノブイリ事故の1986年5月、とそれぞれの数値が調査記録されている。・・・
1963年5月では、690ミリベクレル。・・・
1986年5月では、48ミリベクレル。・・・
今回の原発事故後は、まったく影響がなく、事故前と変わらないようです。・・・
「おう!意外ときっちりしてるやん!大阪府っ!」・・・
先日、嫁さんの友人で、アメリカに嫁ぎ、アメリカ人になった彼女が、子供たちを連れて帰省した折。・・・当時アメリカ国内では、日本の汚染状態を予測し、日本国内にいるアメリカ人に対して、80Km以上福島原発から避難するように勧告した。・・・その事が過剰であったかどうかはともかく、その時の(今もそうだが)日本政府の見解が、後手後手に回って、信ぴょう性にかけ、危機管理も甘い状態になったことも、要因しているが・・・
彼女は、日本に帰省するに当たり、関東圏内では、お菓子や食物はおろか、水さえも口にするなと子供たちに話し、お菓子などは本国から持参したようだ。・・・とても辛かったのは、彼女であろう。おいしい日本の食べ物やスイーツが食べれないのだから・・・アメリカ国内では、客観的に分析していた。だから、大阪まで離れれば、食材の汚染はないから大丈夫だと、大阪に来てやっと、子供たちをレストランに連れて行ったようだ。・・・彼女の実家は千葉県。・・・大阪で、嫁さんと会い、短い帰省を終わらせて、関空から帰って行った。・・・
確かに、かなり過剰に判断しているのかもしれない。しかし、今回の和牛汚染の問題もしかりで、政府の認識の甘さが稲わらの汚染に気付かず、蔓延させてしまったのだ。・・・海外では、ある程度そこら辺に至るまでを、すでに分析できていたのかもしれない。・・・ただ、仮に汚染肉を食しても、健康的には大丈夫なくらいの値だと言われているが、母親にとったら、自分の子供には食べさせられないと思うのは、当たり前の事ではないだろうか。・・・
各市町村が、独自で放射線量を測定し、公表し、安心できるのかどうかの情報を市民と共有する。本当の事実を共有する。そこから、自己防衛が出来るようになる。・・・民衆のパニックだけを単に恐れて、公表を抑えるやり方は、反対に不安や恐怖心をあおる事になった。・・・
それにしても、大阪府は、50年前から、調査し続けて、今回の事故にも対応できるなんて、大阪人としては、ビックリなのだ。・・・
こんな事を言っていると、必ずどこかで言われるのが、・・・
大阪は、やる時は、やんねん!・・・そんなもん!「当たり前田のクラッカーやでぇ~!」・・・(by藤田まこと)・・・
でも、1963年当時、放射線の事はあまり騒がれなかったような?・・・私などは、フルにその空気中の放射線や土や泥の中の放射線の中で、遊んでいたんだ~。・・・しまった!内部被曝していたのか?・・・知らなかった!・・・まあ、それでも問題なく生きているけれど・・・
こんな良い話を聞いた後に何だが・・・
先日の堺の少年による自転車ロープ事件。・・・余罪があったようで、別の人が故意にロープで襲われていたらしい。・・・明らかに故意。・・・少年たちは、逮捕されたようです。・・・
先日も少し話したが、人の人権と命の大切さを、日ごろからよく教えてやらないといけない。・・・大人が、いい見本を見せていないとこうなる。・・・想像力が乏しい。危機判断が出来ない。今の世間ではないが、危機管理が出来ない。だから、危険回避の判断が出来ない。・・・そんな少年が大人になって、結局原発を止める事に躊躇してしまうような人間となる。・・・
命の大切さを学び、人の痛みを知り、自らが替わって痛みを受ける、・・・
そんな日本人が、少なくなった。・・・
がんばれ、日本人!・・・
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