一雨ごとに、つるが伸び・・・

　ここ数日、梅雨らしく雨が降ります。・・・

おかげで、「一畳の庭」の水やりがいらないので、助かっています。・・・窓から見ていると、朝顔のつるが、見るたびにどんどんと、くるくると、フェンスの上に向かって行きます。・・・

色んな敵もあるだろうけど、下の大きな葉っぱも、虫に食われて、穴が空いて、それでもつるは、くるくると上を目指していきます。・・・素晴らしい！・・・その内、花を咲かせるでしょう。・・・

この子たちの目標はなんだろう？・・・

ただ、ただ成長して、花を咲かせて、次の種を作って、秋に枯れて行く。・・・そのあいだ、虫たちに蜜をあげ、人間の目を和ませて、・・・

きっと、その日、その日を必死で生きているんだ。・・・ただ、生きているんだ。・・・なんの迷いもなく、・・・

好き好んで、ここに来た訳ではない。・・・生まれたのが、ここだっただけ。・・・

ここが、どんなとこかは、知らない。・・・でも、ここで根を張り、芽を出し、枝を伸ばし、つるを伸ばす。・・・ただ、生きて行くだけ・・・

そうか！・・・人間もそうだね～・・・好きで選んで生まれてこない。・・・

生まれたからには、必死に生きよう！・・・

でも、人間には、自分で自分の寿命を縮める事も出来る。・・・

それは、誰かを助けるために使う、誰かの命を救う時に使う。・・・その時が来るまで、決して使ってはいけない、一度きりの、本人だけの究極の技。・・・

最近は、自分の為だけに使って、周りの人を悲しみの不幸にする人が多いらしい。・・・困ったものだ。・・・

また、他人や身内の命を、簡単に奪う人もいる。・・・とんでもない事です。・・・助けないといけないのに・・・

色んな事情があるのでしょう。・・・

たとえ何があっても、動物や植物には、自分の意志で自分のいのちを断つ事が出来ないし、考える事すらできない。・・・そこで生まれて、そこでしか生きられない。・・・

何世代も掛けて、生まれ変わって行くものもいれば、そのまま何千年も生き続けるものもある。・・・

みんな、その時々を、瞬間を、生き抜いています。・・・

頑張らなきゃ！・・・

たとえ、周りで何かを言われても、文句を言われても、「お前は、だめだ！」と言われても、のけ者にされても、邪魔者にされても、無視されても、・・・

頑張らなきゃ！・・・

だって！生きているのだから・・・

からだは、生きようといているのだから・・・

その為の工夫をしてあげよう！・・・

それでも、からだは、生きようとしているのだから・・・