AKB48の旅

AKB48の旅

別冊カドカワDirect06「総力特集48グループ」

2017年06月10日 | AKB
以下、見開きの「巻頭言」から引用

17年の今現在、女性アイドル界の中心は、乃木坂46と欅坂46の”坂道シリーズ”にあると言っていい。しかし初期の代表的メンバーが卒業した48グループは、全く新しいグループに変貌しつつある。世代交代が進んで、再びスター性のあるビジュアル/オーラに恵まれたメンバーが急成長。またメディア環境の変化に応じて、今までにない”戦い方”で人気を獲得するメンバーも出現。

今回は3つの章+特別編でその多面的な状況を切り取りたい。第一章は”知力戦としてのアイドル”。SNSが一般化し、配信サービスも拡大。しかも選挙と握手会があって、ファンとの関係が複雑な48グループ。そこで成果を上げているメンバーは、実は非常に頭がいい、知力に優れた人なのではないか? 日頃のSNSや現場での言動から、特に突出した知性を感じさせる3人のメンバーにロングインタビュー。時代の変化にいちばん敏感に反応する、アイドルという存在の先鋭性を見せつけてくれます!


何をいまさらな内容ではあるけど、こういう現状認識を共有することで、状況というものがよりクリアに見渡せるようになるだろうことは言うまでもない。ただ、せっかく”知力戦”という、実は女性アイドルにとっては決定的な視点を提示しながら、そのロングインタビューに選んだ3人が、中井りかさん、須藤凜々花さん、向井地美音さんなところが、ある種偏りというか微妙に外してる感、無きにしも非ずかも。

第二章の「48グループFRESHビジュアルメンバー10人」にしても、山口真帆、早坂つむぎ、太野彩花、後藤萌咲、山本彩加、小栗有以、太田夢莉、神志那結衣、矢坂有紀奈、北川綾巴(敬称略)という人選で、やはり分かったような分からないような、微妙なラインになってるように思う。

一方、第三章は「STU48、船出のドキュメント」ということで、とりわけ瀧野由美子さんの「わかりやすさ」をストレートに紹介していていて、こちらは好印象。