金子真季－張瑞傑戦

＜本日の一言＞
五反田の教室に6歳の子が来ていますが、休憩時間にお菓子を出しています。
「このチョコ美味しい～」と言うので、覚えておこうと思いました。
しかし、後で気付きましたが、その直前に出したものが実はコーヒー味でした。
なるほど・・・。
＜/本日の一言＞

皆様こんばんは。
本日は新人王戦予選、金子真季初段(黒)と張瑞傑三段の対局をご紹介します。

金子初段は能力値を腕力に全振りしたような超武闘派として有名ですね。
一方の張三段はそこまで過激な印象はありませんが、読みが深く、売られた喧嘩は正面から買うタイプだと思います。



1図(テーマ図)
黒△からの工作は、外側に黒石を増やして白×にプレッシャーをかける意図とみられます。
となると、次の一手は黒ＡやＢの打ち込みでしょうか？





2図(実戦)
黒1の肩衝きから、黒3と押さえ込みにかかりました！
金子流の強引な仕掛けですね！
この後白Ａと受ければ、さらに黒Ｂといくのでしょう。





3図(実戦)
仕掛けられた張三段も、怯まず白1と切って反撃！
早くも双方命がけの戦いが始まりました。





4図(実戦)
なんだか黒が苦しい気がしないでもありませんが、そこを力でなんとかするのが金子流でしょうか。
黒がコウ仕掛けを連発するなど、激しい戦いが続きました。


本局は日本棋院ネット対局幽玄の間で中継されましたので、ぜひご覧ください。