元彼と別れた時、実は、まだ好きだった。ただ、性格が合わなくて、これからの将来は別々に生きていきたいと思い、決心した。好きなのに別れる。この選択は間違ってはいないだろうか。いつか、自分が下したこの決断を誇りに思える日はくるのだろうか。そんな自問自答が永遠に続いていく。
根本的に合わなかった。我慢がならないほどに。それでも、別れたくはなかった。好きだから。でも思う。好きなだけではダメだということを。一緒にいる頃は嫌な面ばかりが目に付いたのに、別れてからは、楽しかった事ばかりが思い出される。些細な事が幸せだったんだなあって、今だから思える。風呂掃除を一緒にした事も、何もかもが幸せだった。そのまま、永遠に時が止まっていたら、よかったのに。好きなまま別れるということは、きっとそういう事。好きなだけではないその先へ、進むべきだと思えた。手放すのも愛。あなたを今、自由にしてあげるから。
好きなだけではない2人になれたら、もっとよかったのに。