都内在住の年下の方とお茶をすることになった。先にトレーニングを済ませて待ち合わせ場所に行くと、スポーツブランドのTシャツ、ハーパンのラフな格好をしたマッチョな男性が現れた。
「すみません、遅くなっちゃって。待ちました?」
いい男は、遅れてもいないのに気遣ってこういうセリフが言える。そして笑顔だ。言い換えれば大したことない男はこういう事は言えないし、笑顔もない。
トレーナーをしている事は知っていたが、恐ろしい程いい男だ。友達としてでいいから何とか手元に残って欲しい。経験で分かる。このクラスの男とは一緒にいるだけで学ぶことが多いはずなのだから。
「ちょっと甘いものを食べてもいいですか?」
遠くからケーキか他のデザートか悩んでいる彼を女性店員がじろじろ見ている。彼も他人に見られることに慣れているように思える。
「先にいいですよー」
『分かった、じゃあ、オレはこのチーズケーキにする。』
「えー、1個しかないヤツじゃないですかwオレもそれにしようと思ってたのに。」
『じゃあ、いいよ、他のにするからw』
何だか恋人同士みたいだなと錯覚しながら、チーズケーキではないものを注文した。彼がチーズケーキを満足そうにトレーで運んでいるのを見て、何だか笑ってしまった。
色々な事があった。この先のオレの人生、どうなるのかなと寝付けない日もあった。でも5年後、10年後もこうして彼と一緒にカフェに来れるかもしれないなと思うと、元気になった。
「すみません、遅くなっちゃって。待ちました?」
いい男は、遅れてもいないのに気遣ってこういうセリフが言える。そして笑顔だ。言い換えれば大したことない男はこういう事は言えないし、笑顔もない。
トレーナーをしている事は知っていたが、恐ろしい程いい男だ。友達としてでいいから何とか手元に残って欲しい。経験で分かる。このクラスの男とは一緒にいるだけで学ぶことが多いはずなのだから。
「ちょっと甘いものを食べてもいいですか?」
遠くからケーキか他のデザートか悩んでいる彼を女性店員がじろじろ見ている。彼も他人に見られることに慣れているように思える。
「先にいいですよー」
『分かった、じゃあ、オレはこのチーズケーキにする。』
「えー、1個しかないヤツじゃないですかwオレもそれにしようと思ってたのに。」
『じゃあ、いいよ、他のにするからw』
何だか恋人同士みたいだなと錯覚しながら、チーズケーキではないものを注文した。彼がチーズケーキを満足そうにトレーで運んでいるのを見て、何だか笑ってしまった。
色々な事があった。この先のオレの人生、どうなるのかなと寝付けない日もあった。でも5年後、10年後もこうして彼と一緒にカフェに来れるかもしれないなと思うと、元気になった。