７月９・１０日のお稽古

グラジオラスの生花です。（本勝手と逆勝手）

花５本ありましたが、全部生けるとかなりゴツくなってしまいますので、花は真・副・真後ろの３本のみで、他は葉で表現しました。


　　　　


自由花は点・斜め・奥行きの花形です。

＜レースフラワー、アガパンサス、ガーベラ、ナルコユリ＞

レースフラワーはその名の通り繊細なレースのような花です。
ナルコユリはとても大きくてごつかったのですが、先の葉２枚のみ残してむしり、蝶々に見立て、レースフラワーの繊細さを生かすようにしました。

７月６日のお稽古

私の作品です。洋種山ごぼうの赤い茎色と若緑の対比が美しく、梅雨時の瑞々しい新緑を表現しました。
立花　＜（真）洋種ヤマゴボウ、（副）縞ススキ、（請・控・見越し）カエデ、（正真）ギボシ、（胴）ソケイ、（前置き・木留）ツゲ、（流枝・副下）桧、（花留）小菊、（正真囲い・後ろ囲い）若松＞



自由花（点・斜め・挿し口をひろげる）
＜サンダーソニア、天文道、カスピア、ソケイ＞
サンダーソニアのオレンジ色がかわいいので、他の花材は短く扱い引き立て約に回りました。



自由花（点・横・挿し口をまとめる）
＜紫蘭、カーネーション、カスピア＞
紫蘭を平面的にならないように前後に振り出します。

７月３日自由花 デルフィニウム

　　

＜デルフィニウム、カスピアブルーファンタジー、玉しだ、カーネーション、アロストロメリア＞

マッス・縦・奥行きの花形

置場所が低くて上から眺める環境と言うことで、写真も斜め上から撮影しました。

ブルーのデルフィニウムがとてもステキなマッスを形成しています。
カスピアは同系色で同調し、赤いカーネーションと黄色いアロストロメリアがアクセントカラーになっています。

参考までに、正面からの写真ものせておきます。

幻想的な朧月夜

７月３日は満月だったようですが、うす曇りで幻想的な朧月でした。

いかがでしょう？

７月２日いぶきの生花

　　　

＜いぶき、中輪菊＞

古典的花材で、素材自体の華やかさはありませんが、伝統の形式美があります。
これが池坊が５５０年培ってきた伝統の底力だと思いませんか。
逆勝手の方は御玄著の練習をしていただきました。これにも品格を感じます。