めがね屋店長の日常

小さな町の個人商店主の日々のあれこれ。仕事ネタから趣味のブロンプトンネタまで色々。

浮世絵の世界

2011年07月05日 | アート

となりの井原市で開催されている

広重と北斎、東海道五十三次と浮世絵名品展を見てきました。

広重の全盛期と晩年作、葛飾北斎のもの

それに大正期のモノクロ写真を東海道の宿を追っての展示は

それぞれ味があって楽しいものでした。

我々世代には永谷園のお茶漬けのおまけでなじみがありますね。

それにしても本物のブルーのグラデーションはどんな印刷物でも

再現できないほどの美しさでした(^^)

会場は井原の田中美術館(でんちゅうびじゅつかん)

だったので常設展示の平櫛田中ワールドも堪能できました。

有名なところでは「鏡獅子」ですが

他にも「尋牛」や「活人箭」といった有名作品がありました。

中で今回の私の中のナンバー1は「五十鈴老母」

ちょっとしばらく見とれてしまいました。

正面より横から見た佇まいはちょっとよかですよ~

ちなみにモデルは伊勢の名物「赤福」のおばあちゃんだそうです。

詳しくは田中美術館HPへどうぞ。

美術館の正面に「田中苑」(でんちゅうえん)という

日本庭園が設えてあり、ちょうど雨上がりのしっとりとした

木々が心地良かったです。

たぶんさつきのシーズンはきれいだと思いました。