室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

二月飛んで行った・・

2013-03-01 23:08:36 | 日記
気がつくと、三月になっていました。

二月は、何と言っても、短い!

後半、ずっとバタバタしていましたが、三月を目の前にして、かなり焦りましたっ!



そんな中から、イベントをいくつか・・。


        『タンゴを歌おう会による、昌木悠子先生を偲ぶ会』

        昨年、急逝されたタンゴ歌手・昌木悠子さんのお弟子さん達が、思い出を語りながら熱唱しました。

        

        
        バンドネオンの岡本昭さんと、皆さんの伴奏をさせて頂きました。

       「岡本さんは、ホンモノだ~!」と、つくづく再認識。ちょちょっと入れたオカズの何と素晴らしいこと!

        昌木悠子さんへの感謝の気持ちを込めたお弟子さんたちの真心にも、心打たれました。

    
        思い出話に花が咲いた打ち上げ。

        

        

        

        



        《三金会at 鳥居坂倶楽部》

        国際経済学者・黒澤清一先生を囲む会ですが、先ずは美味しいランチ。

        


        

        

        公魚のフリッター・サラダ。初めて洋食にしてみました。

       
        

        帆立貝柱のソテー。

        
        

        一口頂いてみました。マルゴー、美味しかったです。


        

        

        
        お腹が満たされると30分後に睡魔との闘いが始まる中、暮れの総選挙以降初めての黒澤先生のお話。

        


        「アベノミクス、”ク” が抜けて、”アベノミス” 」


        「円安はアベノミクスが原因ではなく、ユーロ危機が一服して世界的な資金がユーロに回帰したせい」

        「アメリカが進めているシェールガスは公害をもたらし、機械も壊すのでフランス等はやらない」

        「元々日本は、財政赤字が無かったのに'90の宮沢時代に、日本経済を崩壊させる為に、アメリカに公共投資をやれと云われた」

        「TPP で、保険などの破壊を狙っている」

        「アメリカは、日中、日韓がこぜり合いしているのが望ましい。仲良くされたくない」

        「TPP はタフな交渉。アジア自由経済、グローバルに、老獪にやらないといけない」

        悲観的な未来を重点的に語られ、政治と経済、地理も歴史もすべてクロスオーバーに現時点に繋がっていることを実感します。



        《わしゅの会at 四谷倶楽部》

        

        

  
        
        
        塾歌を歌ってから乾杯。

        そのあと、暮れに急逝された長老・仲矢さんに献杯。

        

        黙祷もしました。

        純粋で素敵な方で、音楽が大好きでした。高梯子から落ちて・・なんて信じられません。

        



        

        

        慶應義塾OB による杉並三田会の分科会の一つで、美味しい肴と美味しい日本酒に舌鼓を打ち、交流する会ですが、私はクラビノーバをプリウスに積んで来ているので、お食事のみです。


        

        

        



        
        先付・・北寄貝の酢味噌かけ、芹、エノキ、土筆、独活、柚子

        前菜・・蟹甲羅共和え、ワラビのお浸し、鮟鱇煮凝り、帆立煎餅、蕗味噌の器にされた筍も愉し。


        

        初めは、お品書きを一品ずつ確認しているのですが、次第に皆さんお酒に忙しく、私もビデオでバタバタ。段々、確認しないでパクパク行ってしまいましたが、美味しかったです。


        

        

        

        新入会の皆さん。

        


        

        


        お誕生月の方々で杯を上げました。

        


       
        ミュージック・タイムは、バイオリニストの山中直子さんと、ベートーヴェンのスプリング・ソナタを演奏しました。写真はありませんが、皆さん、熱心に聴いて下さいました。


        さてエンディングは、恒例の『若き血』と藤井さんによるエールです。

        

        
        
        集合写真。

        
        
        
        

        和気藹々とした、寒い日ながらもホットな会となりました。



    
        その翌日は、東京室内管弦楽団コンサートat 紀尾井ホールでした。

    
        

    
        ロッシーニの『絹のはしご』序曲、ブルッフのバイオリン協奏曲第1番、ドヴォルザークの交響曲第8番というプログラムでした。ピアノが入る曲は無いのですが、当日配られたプログラムノートを書かせて頂きました。

        演奏は、大変気合いの入った、生演奏ならではの、観客を興奮させるものでした。殊に、ソリストの物集女純子さんのバイオリンは素晴らしく、本当に感動しました。一緒のステージで良く知っている仲間たちの活躍を客席で聴くのは、とても嬉しい事です。

        コントラバスが舞台下手(向かって左側)、第2バイオリンが上手(向かって右側)というイレギュラーな配置は、指揮者・菅野宏一郎さんの発案だったそうです。残響は長くないけれど、品の良いまとまった響きが作れる紀尾井ホールで、バランスの取れた、勢いのあるサウンドになっていたと思います。

        
        
        二月最後のイベントは、紀尾井ホールの翌日、東村山の中学・高等学校で東京室内管弦楽団。


        

        音楽の先生の独奏によるフルート協奏曲もあり、モルダウもあり、後半は映画音楽が沢山入った盛り沢山なプログラムを、前日の興奮冷めやらぬ雰囲気のまま、良い演奏だったと思います。



        保育園の歌の作曲、お手本録音、合唱伴奏などもあり、ひたすら走り回った二月でしたが、三月も引き続き、駆けずり回りそうです。


        ありがたい・・こってす。