goo

小説 門 

今日3月3日で、夏目漱石の「門」の連載が終わった。
105年ぶりに再連載したということで、文章の表現がとても難しく、そのためにひとつひとつの言い回しを考えながら読んだ。
幸い一日分の連載分は少ないので、そんな風に丁寧に読むことができたのは良かった。
最終回ということで、もう一度読み直してみた、というのは、どうしても気になる場面があって、その場面にはっとさせられたから。

「小康はかくして事を好まない」から「うん、しかしまたじき冬になるよ」までの文中のくだりの状況が、ぞくっと感じたから。
今でも、こういう結末になったのか、という思いで、考えてしまっている。

銭湯で会った「五十ばかりの頭を剃った男」とは、「安井」なのではないのか、、、答えがでないまま今も考えてしまう
                                           人気ブログランキングへ

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )