*林慎一郎作・演出 原和代振付 公式サイトはこちら 王子小劇場 2日まで
2010年上演の『サブウェイ』で第18回OMS戯曲賞大賞を受賞し、翌2011年に王子小劇場の佐藤佐吉演劇祭2011にて再演、ここでも大評判をとって演劇祭の主要な賞をいくつも受賞した。残念ながら筆者は未見である。劇評サイトwonderlandでもクロスレヴュー挑戦編において高評価を得ている。
来年も『サブウェイ』で全国ツアーを計画中で、「劇団『サブウェイ』になってしまうともう大変なので、今回は新作を発表」とのことで、『タイムズ』のお目見得となった。
作り手の文体や俳優の身体性は独特のもので、劇がはじまった瞬間にうまくその勢いに乗れれば新しい劇世界を楽しむことができたかもしれない。今回は題材が(といってよいのかどうかもわからない)が筆者にとってまったくなじみがなかったこともあり、とうとう最後まで困惑したままであった。どのような場面があったか、どんな台詞ややりとりがあったかなど、具体的なことはいくつか思い浮かぶけれども、断片は断片にすぎず、今日の観劇の記憶をまとまったものにはできないだろう。
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