因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

因幡屋3月の観劇と句会

2014-03-01 | お知らせ

 中旬まで観劇の予定はまったく入っていないのだが、女優阿部寿美子主宰の朗読勉強会「半夏生の会」の2度めの見学が控えており、早くもぞくぞくである。
 句会の兼題は、俳句をつくる演劇人の会が「雁風呂」「伊勢参」、金星句会が「水菜」と「雛」。金星はともかく、演劇人の会は超マニアックで思わず絶句。小細工などせず、というかできませんから、思いきってやってみます。
*鳳凰祭三月大歌舞伎
 夜の部は吉右衛門の弁慶、菊五郎の富樫、藤十郎の義経による「勧進帳」が上演される。吉右衛門の弁慶はあのとき以来だろうか。いちばん最近にみた「勧進帳」は昨年のこと、新春浅草歌舞伎の海老蔵である。
*第十七回みつわ会公演「久保田万太郎作品 其の二十四」
 毎年公演チラシをみると、ああ今年も3月がやってくるのだなと思う。震災の後はいろいろな思いがよぎるようになった。今回は「弥太五郎源七」と「一周忌」の2本立てだ。
*シアターコクーン『幽霊』
 第21回読売演劇大賞の最優秀演出家賞、同作品賞(『エドワード二世』)を受賞するなど、ますます評価が高まっている森新太郎(1,1',2,3,3',4,5,5',6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18)がイプセンに挑む。本作は十数年以上前、森が所属する演劇集団円公演をみたことがある。このときは『ゆうれい』のタイトル、演出はタリエ・マーリであった。近いところでは2011年秋に矢野靖人構成・演出による『構成・イプセン-Composition/Ibsen』も。
スーパー歌舞伎Ⅱ『空ヲ刻ム者』
 ひょんなことからみることになった。初スーパー歌舞伎。劇団イキウメの前川知大の作・演出である。
*劇団印象Vol.19『グローバル・ベイビー・ファクトリー』
 本作は第18回劇作家協会新人戯曲賞最終候補作になり、審査会前のプレヴュー・リーディングをみた。受賞は逃したものの、おそらくこれは劇作家鈴木アツト、劇団印象にとって、満を持して上演の運びになったのではなかろうか。アフタートークの顔ぶれもすごい。
燈座第二回公演『父を葬る』
 劇団の名前は「あかりざ」と読む。劇作家の石原燃の作品はリーディング公演など2回くらい・・・と調べてみると共作や台本構成など含めてもっとありました!(1,2,3,4,5
 本作は第24回テアトロ新人戯曲賞佳作受賞作品で、先に地元の大阪で幕を開け、つづいて東京公演を行う。ミナモザの瀬戸山美咲がアフタートークゲストの日に。

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