因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

2016年3月の観劇と句会

2016-03-01 | お知らせ

 観劇が決まっているのは最初の3本のみ。さて後半どうなりますか。

*アロンジ公演 『葉子』
 華族の美貌の令嬢で、史上最年少の芥川賞候補者である久坂葉子は、21歳でなぞの自死を遂げた。「彗星のように現れ、闇夜を切り裂き、そしてあっという間に消えていった」(公演チラシ)女性の物語。俳優座の岩崎加根子が特別出演。舞台の立ち姿や朗読を心して味わわなければならない方のひとりである。
*てがみ座 第12回公演 『対岸の永遠』 (1,2,3,4,5,6,7,8
 文化庁芸術祭演劇部門新人賞、鶴屋南北戯曲賞受賞と、勢いに乗る長田育恵の新作。風姿花伝プロジェクト【プロミシング・カンパニー】特別企画でもあり、ひと月近いロングラン公演を打つ。
三月大歌舞伎 五代目中村雀右衛門襲名披露公演
『Blackbird』
 2007年ローレンス・オリヴィエ賞をベストプレイ賞を受賞したデヴィッド・ハロワーの作品だ。2009年夏に世田谷パブリックシアターの上演は、残念ながらしっくりしない印象であった(こちら)。小田急線千歳船橋から徒歩2分のAPOシアターの舞台はいかに?
*名取事務所公演 現代カナダ演劇・最新作連続公演 『記念碑 [The Monument] 』

 俳句関連の予定は、
*かさゝぎ俳句勉強会 岡本眸
*演劇人句会 「杉の花」「草餅」
*金星句会 「クローバー」「彼岸」 2月の句会の兼題は「春寒」であったが、句会の冒頭、指南役の方から「余寒」や「冴え返る」、「凍て返る」とはどう違うのかと問われ、「春寒」は、「春」に重点があり、「余寒」のそれは「寒」のほうであると改めて解説してくださった。何となくわかったつもりでいたが、これをしっかり認識しないと、「何となく俳句」になるのだな。具体的な「もの」ではなく、季節の移ろいや感覚の季語はそこがむずかしくもあり、おもしろさでもある。

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