2018年に、「地球が壊れた」と感じたと記述しましたが、
地球が、自然環境が壊れた原因は、われわれ人類の欲が原因です。
今から22年くらい前・・・2000年頃の中国は、寧波 (ねいは) くらいの都会では、まだ道路も大ざっぱにしか整備されてなく、車の数より、自転車の数の方が圧倒的に多かったです。
それが、あれよあれよと言う間に、中国・インド・インドネシアと、それまで大して走っていなかった車の数が大激増。
日米欧と、こぞって自動車産業が進出し、大気汚染は毎年、倍々で増えていきました。同時に、途上国でインフラが整備されたスピードは、われわれ日本が何十年もかけて行った速度の何倍ものスピードで開発・整備されました。当然、環境に悪いです。
2008年、リーマンショックが起きると、米国・自動車大手ビッグ3のうち、GMとクライスラーは見事に倒産しました。
GMの子会社「GMMC」が考案した「残価ローン」と言う販売手法が原因で倒産したのです。
リーマン前には、「ビンを売って生計立てている、路上生活者にも、800万円の高級SUVの残価ローン審査を、無審査で通していた」米国自動車業界 (現地の日本法人も含まれていたと思います) 。
そんな、「回収見込みがない人にも審査通す」のは、「リスクの高い残価ローン債権を、リスクが低い他の債権と、ごちゃまぜにした金融商品をウォール街に、高い格付けで販売する」ことで、リスク回避していたのですが、そんなやり方が、まかり通り続けるワケもなく、リーマンショックと共に、残価ローンの債権は、未回収残高 (不良債権) と化して、GMとクライスラーは倒産したのです。(後、オバマ政権時救済され復活)
その後数年を経て、今も日米欧の大手自動車会社は、前にも増して、残価ローンでしのぎを削っている現状があります。(メーカーによりけりですが、高級車ブランドは、ザル販売が多いと思います)
高級車になればなるほど、残価ローン比率が高く、契約者が焦げ付く頻度も高いです。
要するに、「無駄な生産」「無駄な販売」をし続け、表向きだけの好決算を発表し、内情は火の車・・・昔のように、総会屋が幅利かせてた時代なら、株主総会で指摘もされたかも知れませんが、今の投資家は自分の利益しか見ないため、経済の盲点を見抜けません。
自動車産業が、まともな販売方法で出荷するのなら誰も文句言いませんが、ザル販売で、無駄な生産を増やし続けた結果、今日の地球規模の自然災害に繋がっていることを注視しなければなりません。
ガツガツと我欲の塊の商売をすることは、仏教では「餓鬼道」と言います。
商売の「商道」には、「商道の道徳」があるはずが、今日の大企業には、それがありません。下請けはイジメる、商売には道徳が無い、儲け優先の行いは、かつてのバブル時代と全く変わりません。
それどころか、地球環境を悪化し続ける結果となり、もう後戻りができない状況。
政治も同じです。旧統一教会問題が表面化し、これだけ自民党の中に溶け込んでいた現実。
〇〇〇ミクスは、最初から失敗と言う声があったのに、結果、現在の円安。
今となっては、金利上げれば、国債の利払いで国の首が締まり、
上げなければ、国民の首が締まる。
くわえて環境悪化。現在の政権は、「聞く耳持つが受け取らない、他人任せ」で、前政権と前々政権は、「記者にキワドイ質問さえ許さない雰囲気かもし出してましたね」。
以前から、「政治」「経済」「環境」などの専門家でも、「正しい意見の人」と、「目立つだけで中身空っぽの人」、両極端に別れていましたが、「正しい意見の人」は大人しいため、目立たない。で、結局、「目立つだけで中身空っぽの人」の意見が通ってきた現実。
「これからは偽物が淘汰され、本物が現れてくる」・・・そう思います。
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