6月18日(火),立教大学教授の長坂俊成先生をお迎えして,今年度1回目の学校防災連絡会議を行いました。参加者は,福祉避難所協定先のつくばみらい市防災担当者,ボランティア団体のつくばみらいクラブ代表者,PTA本部役員,PTA研修委員会代表者,本校の管理職,教務主任,部主事,防災担当でした。
最初に,長坂先生より,福祉避難所開設にあたり,2つの大切なポイントについて説明がありました。1つ目は,「受け入れ対象者をどのように想定するか」ということです。2つ目が,「受け入れ対象者のQOLをどのように保障するか」ということ。この2点を事前に整理しておくことが重要とのことでした。
その後,長坂先生が具体的に想定した災害ケースについて,本校の受け入れ体制を参加者で考えました。初めに個人演習を行い,次に各自が思いついた対処方法を発表し合いました。長坂先生からは,実際の災害現場や避難所運営に関するエピソードが紹介され,様々な課題点に気づくことができました。
今回の研修では,前述した2つのポイントの整理が大切であること,また,時間軸で考えることの必要性を学ぶことができました。今年度,3回予定している本研修会ですが,2回目には,さらに具体的な内容でのシュミレーション訓練を実施する予定となっています。