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世界の子供の肥満、40年で10倍以上に増加

2017年10月15日 07時57分49秒 | 時事放談: 海外編

興味深いデータです。記録しておきましょう。

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子どもの肥満、40年で10倍 クック諸島では3割超す

 世界保健機関(WHO)は11日、世界の肥満の子ども(5〜19歳)の人口が過去40年間で10倍に増え、1億2400万人に達したとする推計を発表した。特に低中所得の途上国で急増しており、低栄養で高カロリーな安価な食品に頼りがちな食生活が影響しているなどと分析している。

 英医学誌ランセット電子版に論文が掲載された。WHOによると、5〜19歳の肥満の割合は、1975年に男女とも1%未満(500万〜600万人)だったのに対し、2016年には男子約8%(7400万人)、女子約6%(5千万人)になった。肥満までいかない「太りすぎ」の男女も2億人以上いた。

 肥満の割合が特に高かったのは、太平洋の島国ナウルやクック諸島で3割を超えた。先進国では米国が高く約2割を占めた。日本は男女とも割合が少なく、特に女子は2%以下で、ベトナムやインドなどと並ぶ最も少ない国の一つだった。

 WHOのフィオナ・ブル博士は「世界的な危機だ。大胆な対策に乗り出さなければ数年以内によりひどくなる恐れがある」と各国に対応を呼びかけている。

 推計は、世界200カ国・地域で行われた2416件の健康調査(計約1億3千万人を対象)などから、5〜19歳の男女約3千万人分の身長と体重などのデータを抽出。欧州や東アジアといった地域や、英語を話す高所得国(豪州、カナダ、英国、米国など)など各国を21グループに分類し、それぞれ肥満の指標となるBMI(体格指数)の平均を求めて比較した。(小林哲)

世界の子どもの肥満が40年で10倍以上に

世界で肥満の子どもは、この40年で10倍以上に増え、1億2400万人に上ることがWHO=世界保健機関などの研究でわかり、WHOは食生活の見直しや啓発活動の強化が欠かせないと指摘しています。

この研究は、WHOとイギリスの大学の研究グループが200の国や地域の人々の体重と身長の記録をもとに分析したもので、10日付けのイギリスの医学誌「ランセット」に発表しました。

それによりますと、5歳から19歳までの肥満の割合は、1975年には世界全体で1%未満だったのに対し、去年は男子で7.8%、女子で5.6%となりました。

人数にすると1100万人から1億2400万人と、この40年で10倍以上に増えたとしています。

国別で見ますと、肥満の割合が最も高いのは、男子では南太平洋のクック諸島で、33.3%とこの40年で12倍に増え、女子では同じ南太平洋のナウルで、33.4%と2倍に増えています。

先進国ではアメリカで肥満の割合が、男子が23.3%、女子が19.5%に上り、3倍から4倍に増えています。

また、日本は男子が5%、女子が1.7%でした。

WHOは、子どもの肥満が増えている背景には、カロリーの高い加工食品や糖分が多い飲料水などが中心の食生活、それに、運動する機会が少ないことなどがあるとしています。

そのうえで肥満は糖尿病などの深刻な病気につながりかねないとして、食生活の見直しや啓発活動の強化が欠かせないと指摘しています。

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40年で10倍以上!これを人類の進歩ととらえるのか、衰退ととらえるのか。何とも悩ましい話です。

しかし、肥満は、あらゆる深刻な病気の温床。貧富の差が子供の肥満を生み出しているとしたら、悲しい限りです。世界中の国と地域が、子供たちの肥満を減らす努力をし続けてくれることを心より願います。


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