夢と希望と笑いと涙の英語塾

INDECという名の東京高田馬場にある英語塾で繰り広げられる笑いと涙の物語
新入会員募集中!

大学における禁煙教育を洗練させよ

2005年10月10日 12時42分52秒 | 離煙ニュース: 国内編
禁煙にまつわるニュースを日々チェックしているゴウ先生であります。しかし、この手のニュースでこんなに文意が取れなくて困ったことはありません。変なところでメディア・リテラシーを問われる羽目になってしまいました。共同通信の配信記事です。

**********

喫煙学生は半分以下に減少 入学時の禁煙誓約書が効果

 新入生に禁煙誓約書を求めている名古屋女子大(名古屋市瑞穂区)は8日、同大で開催されたシンポジウムで、学生全体の喫煙者の割合が誓約書提出前の6・1%から2・8%と半分以下に減るなどとした調査結果を発表した。

 喫煙者の減少のほか、誓約書を義務付けた2004年度より前に入学した喫煙者の3・1%がたばこをやめ禁煙したいと思っている学生も29・2%から36・4%に増えるなど、上級生の意識改革にも役立っていた

 同大は04年度から、全国の大学で初めて新入生全員の入学時に「喫煙したら自主退学します」とする誓約書の提出を義務付けた

(共同通信) - 10月8日19時14分更新

**********

まずもって、「喫煙したら自主退学します」とする誓約書の提出を義務付けている女子大があることだけでも驚きます。自分の部屋でタバコを吸っても退学しなければならないのでしょうか。ちょっと酷な気がします。公共の場所での完全禁煙を主張しているゴウ先生ではありますが、それはないのではと思うわけです。誓約書の内容についてもっと詳しく知りたいものです。

次に、この誓約書を書かせ始めてからタバコをやめた上級生が3.1%しかおらず、禁煙したいと思っている学生が7.2%しか増えていないのに、これを「上級生の意識改革」が進んでいると言えるのでしょうか。あまりにレベルの低い意識革命のような気がします。

ともかく、喫煙が健康問題を含めた様々な問題を引き起こすのは事実。しかし、ここで述べられている程度の効果を出すために、上記のような誓約書を書かせるのは行き過ぎだとしか思えません。常識として公共の喫煙を戒める判断力を養うことこそ大学の務めだと考えます。メディアにも冷静な報道を望みたいものです。
コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日本の若い碁打ちも捨てたも... | トップ | あきらめないで、64年 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
レベルが低いですね (プリンス)
2005-10-10 16:31:49
こんな誓約書を書かせる前に、常識として公共の場では喫煙を控えよと指導すればいいだけの事であると感じます。



こういった事をしないと指導できない大学側も情けないですし、学生側も非常識なのだと感じます。



こんな事しなくてもわかるだろうにと、どこか力が抜けてしまいます。
返信する

コメントを投稿

離煙ニュース: 国内編」カテゴリの最新記事