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がんは禁煙効果があるというけれど、それほどのものでもない

2015年05月02日 04時43分25秒 | 健康

どうなんでしょう。これでがんが禁煙効果があるといえるのでしょうか。

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がんと診断されると、禁煙が進む
禁煙のきっかけとして重要

Medエッジ 2015年5月1日 12:30 PM

 がんと診断されると、禁煙が進むと分かった。

 米国がん学会行動研究センターの研究グループジャーナル・クリニカル・オンコロジー誌に2015年4月20日に報告した。

肺がんや頭、首、食道のがんは除く

 研究グループによると、禁煙はがんを防ぐとされるが、がんになってからも健康を促進するためには重要だ。

 がんの診断は禁煙を動機付け、がん専門医ががんになった人に禁煙を勧めるには良い機会を提供する。

 実際は、禁煙はどうなっているか実態を調べている。

 がん防止についての研究に参加を対象として検証した。1992年から1993年の研究への登録時、2009年まで約2年ごとに喫煙状態についての報告を受けている。がんと診断された喫煙者1万2182人の2年間、あるいは4年間の禁煙率をがんと診断されなかった1万2538人と比較した。

 そもそも喫煙をしにくくなるようながんの人は除いている。具体的には、肺がん、頭および首のがん、食道がん、何らかの転移がんとなる。

 「ロジスティック回帰」という方法によって、年齢、性別、調査年、心臓や血管の病気、慢性閉塞性肺疾患という条件で調節して禁煙率を計算した。

がんの診断は大きなきっかけ

 検証の対象となった人のうち、がんと診断された喫煙者772人の2年の禁煙率は31.3%で、がんと診断されなかった喫煙者の禁煙率19.5%よりも高かった。

 4年間での禁煙率でも同様で、43.0%対33.8%。がんの種類にかかわらず結果は同じだった。

 肺や頭や首、食道など、たばこの煙との関係が強くない場所のがんであっても、がんと診断されると禁煙が進むというわけだ。しかも禁煙効果が長続きする。がんとなった場合には、禁煙を勧める意味は大きいと言えそうだ。

文献情報
Westmaas JL et al. Does a Recent Cancer Diagnosis Predict Smoking Cessation? An Analysis From a Large Prospective US Cohort. J Clin Oncol. 2015 Apr 20.

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がんになったらタバコをやめるのは当然と思いますが、そうでもない事実に驚いてしまいます。何せ吸える人の6割から7割は、タバコを吸い続けているのですから。

つらつら考えてみるに、がんになっても喫煙を続ける人は、がんになってしまったのだからもはや健康に留意しても同じだと少しばかりやけになっているのだろうし、自分のがんが喫煙習慣とは直接関係ないと考えてもいるのでしょう。これだけ、喫煙があらゆる種類のがんを引き起こす可能性が高いといわれているのに、恐ろしいことです。それだけ、禁煙が難しいのが、タバコの持つ負のパワーなのかもしれません。

貧乏英語塾長に関していえば、四半世紀1日60本から100本タバコを吸い続けたものの、タバコによる肺気腫(COPD)によって寝たきりとなり、最終的には大動脈瘤が破裂して死んだ実母を見たら、とてもタバコを吸い続ける気になれませんでした。

それから、10年以上経って、もはやタバコの煙はほんのわずかでも吸いたくありません。吸うと、たちまち頭痛が起きるのですから。こんな人間としては、がんになってもタバコと縁を切らない人の神経はよくわかりません。

タバコと縁を切った離煙生活は、本当にすばらしいものなのですが。


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