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産経連載「歌舞伎座 新時代へ」

2013年03月31日 06時38分59秒 | 歌舞伎

歌舞伎ファン待望の新しい歌舞伎座が、いよいよ4月2日に開場になります。歌舞伎座新開場に関する読み応えのあった産経の5回に渡る連載も昨日で終わり。最終回を記録しておきましょう。

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歌舞伎座“100年劇場”になれるか カギは「伝統と創造」にあり(産経新聞) - goo ニュース

2013年3月30日(土)22:36

 「21世紀の歌舞伎は、伝統の正しい継承と、伝統を踏まえた創造を目指したといえます」

 河竹黙阿弥のひ孫でもある演劇学者、河竹登志夫早稲田大名誉教授(88)は、それを“二元の道”と呼ぶ。KABUKIが国際的な広がりを見せる中、新たな歌舞伎座の核になるのもやはり伝統と創造だ。

 ◆規範の確立と継承

 演劇評論家の渡辺保さん(77)は「前の歌舞伎座も、初代中村吉右衛門(きちえもん)や六代目中村歌右衛門(うたえもん)がまず芸の規範を作っ た」とたたえ、その役割を当代吉右衛門さんらに期待する。吉右衛門さん(68)も「新しい歌舞伎座で、次代を担う若手を指導するのが務め」と話す。

 ただ世間と同様、歌舞伎界の若者も変化している。若手を引き立て、指導を続ける坂東玉三郎さん(62)が漏らすのも継承の難しさだ。「ビデオも あって技術を伝えるのは容易になりましたが、その道をひたすら歩き、その中で作法や真心、礼儀を学ぶという、修業がしにくい時代だと思います」

 4月から6月までの3カ月間で、吉右衛門さんは8役を演じる。「命がけ」と意気込む人間国宝の背中から学ぶ若手だけが未来の歌舞伎座の芯(しん)になる

 ◆プロデュースの力

 「こけら落としでも秋に1本、新作を企画しています」。松竹の安孫子正専務は歌舞伎座の挑戦を明言する。明治の坪内逍遙に始まり、梨園(りえん) の外の才能も取り込んできた歌舞伎界。平成に入ってからも、中村勘三郎さんと野田秀樹さん(57)が組んだ「野田版 研辰(とぎたつ)の討たれ」などヒッ ト作が生まれた。

 渡辺さんは「大正や昭和初期は俳優も熱心に新作を探し、六代目尾上菊五郎も岡本綺堂に頭を下げた。それを俳優もスタッフも心がけるべき」とプロ デュース力の必要性を説く。一方で、黙阿弥ら座付狂言作者が所属した「作者部屋」組織の復活も提言。「上演台本作りと、戯曲を書くのは違う仕事。両方が必 要」とも指摘する。

 ◆魅力と感動あれば

 社会的に注目されるこけら落とし興行だが、渡辺さんが心配するのは“その後”だ。

 「興行である以上、イベント性は否定できないが、ただのイベント化して内容がなくなっては困る。宙乗りと早替わりだけでいいのか。そこに人間がいなければ駄目です

 戦後、歌舞伎の海外公演に監修者などで12回参加した河竹さんも、歌舞伎が世界で評価された理由を「ドラマ性。人間の普遍的愛憎あればこそ」と話す。

 震災や戦禍にも揺るぐことなく125年にわたり歴史を継いできた歌舞伎座。「舞台に魅力があり、感動があれば必ず先に繋がる」と渡辺さん。五代目 という「建物」はできたが、“100年劇場”になれるかどうかは、その中で生きる俳優と観客という「人間」が共有するドラマにかかっている。=おわり(こ の連載は飯塚友子が担当しました)

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渡辺保先生を尊敬する歌舞伎ファンとしては、まことに最もな提言だと思って読ませてもらいました。歌舞伎が永遠に栄えるためにも、継承すべきものをすべて継承した見事な人間ドラマを歌舞伎座の舞台で見せてもらいたいと願っています。

なお、当代吉右衛門丈の大ファンとしては、出演演目はすべて見に行きます。まずは、4月4日の第3部が、歌舞伎座デビュー。ワクワクしています。きっと感動させてもらえることでしょう。

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産経新聞連載 【歌舞伎座 新時代へ】(上の記事が、5回目となります)

(壱)歴史 伝統と創造 育んだ歴代の殿堂
2013.3.25 07:41

(弐)多機能 平成仕様備えた日本の「顔」
2013.3.26 10:30


(参)技術革新 伝統との調和目指し「再生」
2013.3.27 10:41

(肆)世代交代 新旧そろう「こけら落とし」
2013.3.28 07:24


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