【ワシントン時事】米海洋大気局(NOAA)は9日、世界の大気中の二酸化炭素(CO2)平均濃度が2015年に3.05ppm(ppmは100万分の1)増え、記録を始めた1958年以降で最大の年間上昇幅になったと発表した。石炭や石油など化石燃料の利用増加のほか、太平洋赤道域東部の海面水温が平年を上回るエルニーニョ現象が影響したという。

 1800年以前のCO2平均濃度は280ppm程度だったが、産業革命による化石燃料の利用増加で急激に上昇。今年2月時点では約402ppmとなっている。

 NOAAは濃度上昇について、「過去数十万年よりも急速であり、自然の過程と比べると爆発的だ」と指摘。地球温暖化の進展に警戒を強めている。

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化石燃料頼りの社会でいいのか。原発の有効活用も含めて、世界的視野でもっと冷静になって考えるべきです。

とはいえ、中国という無茶苦茶な国がある限り、CO2濃度は増加し続けるだけのことでしょうが。