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中国駐在員はつらいよ

2007年12月19日 09時24分48秒 | 時事放談: 中国編
中国で働くというのは、本当に大変なことのようです。

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「暮らしにく~い!」 中国の日本人駐在員 心の病が激増 (産経新聞)
2007.12.8 23:30

 北京五輪を前に急激な経済発展を続ける中国で、日本企業の中国駐在員やその家族に心の問題をかかえる人が増えている。慣れない海外生活と急変する社会の流れについてゆけず、心を病むケースが多いとみられる。

 外務省によると、中国に住む日本人は12万5000人(平成18年10月1日現在)で、5年前に比べ倍増。日本語の分かる医師がいるメンタルクリニックを受診する日本人は前年より10~20%増えている。

 心療内科を標榜するVISTAクリニック(北京市)は全患者の3割が日本人。1年前に比べ20%ほど受診者が増えており、適応障害や鬱(うつ)病(びょう)、不安神経症での受診が多いという。龍頭クリニック(同)は、全体の1割が心療内科の患者で、日本人駐在員では環境と仕事のストレスからくる鬱病や不安神経症で受診するケースが多い。

 昨年3月まで中国の日本大使館で医務官をしており、現在も現地で状況を調査している精神科医の勝田吉彰・近畿福祉大教授は「中国の駐在員には“海外生活初心者”の割合が高く、気候や風土、社会制度の違いなど慣れない海外生活が大きなストレスになっている」と指摘している。

 調査によると、駐在員はストレス要因として、日本の本社の認識と現実との乖離(かいり)をあげる人が多いという。欧米企業の参入や政府の政策変更で状況が一変することは珍しくない。売り上げや利益確保を本社から強く言われ、精神的に追いつめられてしまう人が少なくないという。

 また、食の安全確保に多大なエネルギーを費やすことになる。中国の残留農薬問題や重金属による水質汚染問題は深刻だ。そんな中、安全な食材探しに奔走することになる。ただ、農薬の心配のないキャベツは1玉が日本円で約300円もするなど、日本よりはるかに高い。しかも、欧米に比べ物価が安い中国では手当ては低く、経済的な出費も負担になっている。

 勝田教授は「中国での生活は日本で考える以上に大きなストレスがかかる。駐在員をおいている企業は、精神科医やカウンセラーを定期巡回させるなど、なんらかの対応をとることが必要ではないか」と話している。

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慣れない海外生活、高い食費、それに本社からの強い要求。加えて、日本人への差別意識があるでしょうから、中国生活は予想以上に大変だと思われます。

精神的・肉体的に悲鳴を挙げるビジネスパーソンは、実に多いものです。そういう人たちへのケアを忘れるようでは話になりません。

INDECでは20代の悩める若者たちの相談にしょっちゅう乗っています。日本企業はもっと心のケアをするようにすべきです。楽しく働けるのがいちばんなのですから。

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