どうやら中国のスパイに、民主党政権はいいように利用されてしまったようです。嗚呼。
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中国スパイ疑惑「副大臣なぜ深入り」疑問広がる(読売新聞) - goo ニュース
2012年5月30日(水)07:30
警視庁から出頭要請された中国大使館の1等書記官(45)が深く関わっていた農産物の対中輸出促進事業。この事業は書記官の関与が明らかになる前から、正当性や実現性を巡り、疑問の声が続出していた。
筒井信隆農水副大臣らが「農産物の輸出促進」という事業の意義を強調し、「指導力」を発揮すればするほど、「なぜ、そこまで深入りするのか」といぶかる声が農水省内では上がっていた。
「問題の多い事業だが、副大臣が主導しているので、省としても付き合わざるを得ない」。ある省幹部はそう話すとため息をついた。
同事業は、北京の施設で3000品目以上の日本産農産物やサプリメントを常時展示して販売することで、対中輸出を推進させるもので、2016年には年間5000億円の輸出額達成を目標にしていた。
筒井副大臣らは「コメ20万トンを輸出できれば減反の必要はなくなる」などと意義を強調。10年12月、筒井副大臣本人が訪中し、中国側のパートナーとなる国有企業「中国農業発展集団(中農)」と覚書を締結することで事業は開始した。
日本での説明会は農水省が主催するなど、当初は同省も全面的にバックアップする姿勢だった。11年3月に福島第一原発事故が起き、中国が一部の都県の食品輸入を停止するなどしても中断されることはなかった。
中国書記官の出頭要請拒否 民主と関係?自民追及へ(産経新聞) - goo ニュース
2012年5月30日(水)08:02
警視庁公安部が外務省を通じて在日中国大使館の1等書記官の出頭を要請し、中国側から拒否された問題で、自民党は背後に政府高官を含む複数の民主党議員の影がちらついているとして、1等書記官と民主党との関係を追及する構えだ。捜査の進展次第では、問題は野田佳彦政権を直撃する可能性がある。(杉本康士)
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「個別の案件なので、答えは控えます」
藤村修官房長官は29日の記者会見で、1等書記官に関する質問に一切答えなかった。玄葉光一郎外相は「警視庁からの要請を受けて外務省職員が在京中国大使館に対応した」ことは認めたが、出頭要請については「どういう背景か承知していない」と述べるにとどめた。
これに対し自民党は民主党政権追及の格好の材料とみている。石原伸晃幹事長は記者会見で言葉を選びつつ、こう指摘した。
「政界関係者が、中国への便宜取り計らいなどで関与している疑いを調査している。新たな事実があれば、国政調査権も活用する話なのかもしれない」
29日の自民党外交部会では、この問題について突っ込んだやりとりがあった。
稲田朋美衆院議員「中国に進出しようとしていた会社が1等書記官の口座に顧問料を振り込んでいたのは、予算委員会や農水委員会で(追及中の)農水省ぐるみの対中ビジネスの疑惑に関連することだ」
西田昌司参院議員「野田首相に『こういうことになるから事前に調べなさい』と言ったのに、首相は『国会で質疑しているので結構だ』と言った」
外交部会で稲田氏らが問題にしたのは、国内サプリメント業界が中心となってつくった社団法人「農林水産物等中国輸出促進協議会」が開設を目指す北京市内の展示館だ。農水省は「あくまで民間の話」だとするが、平成22年12月に筒井信隆農水副大臣が中国の国営企業「中国農業発展集団」と覚書を交わ し、昨年12月には野田首相が訪中時に建設現場を視察した。
また、鹿野道彦農水相は先月4日の参院予算委で、中国検疫当局が原発事故を受けて日本からの輸入を認めていない乳製品などを展示館に送ることを「在日中国大使館が認めている」と明かした経緯もある。
自民党は今後、展示館への農産品輸出手続きにこの書記官が関与したかどうかも国会で追及する方針。西田氏は産経新聞の取材に「報道では1等書記官に食品会社が資金を提供している。協議会は業界が作ったものだから1等書記官と協議会も関係があるのではないか」と指摘した。
協議会をめぐっては、鹿野氏が昨年8月の民主党代表選に立候補した際、協議会代表理事を務める同党衆院議員の元公設秘書が都内のビルに鹿野陣営の事務所を構えるのを仲介した。この元公設秘書が農水省顧問を兼職した上で、代表理事に就任した問題も国会で追及されている。
ある省庁幹部は「協議会と書記官の関係を追及されたら危ないことになると政権中枢は動揺している」と語る。
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この書記官はどんな経歴を持っているのだろうと思ったら、それが凄いんです。
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スパイ疑惑 中国書記官、肩書変え5回入国 広い人脈(産経新聞) - goo ニュース
■「日本人と思うくらい…」
警視庁公安部から出頭要請を受けた在日中国大使館の1等書記官(45)。地方公務員、研究者、外交官と肩書を次々と変えながら、計5回にわたって日本に入国したことが確認されている。公安部は「中国人民解放軍総参謀部第2部」に本籍を置いているとみているが、周囲からは日本通の研究者として知られる。多くの政財界人を輩出した松下政経塾で人脈を広げたこともあった。
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「お坊ちゃんタイプ」「時間にルーズで工作員には見えない」。書記官の知人はこう話す。
書記官は1989(平成元)年に中国・河南大学日本語科を卒業したとされる。ただ、人民解放軍傘下の語学学校に在籍していたとの情報もある。実父は軍の少将として同校院長(学長)を務めていたという。
捜査関係者らによると、平成5年に河南省洛陽市の職員を名乗り、同市と友好都市の福島県須賀川市に「福島県須賀川市日中友好協会」の国際交流員として来日した。7~9年には福島大学大学院で学び、日中関係に関する論文も執筆したという。
その後、帰国すると、中国政府のシンクタンクにあたる「中国社会科学院」で研究者となり、日本研究所副主任に。11年4月に再来日し、松下政経塾の特別塾生になった。
その後も帰国と来日を繰り返し、15年ごろに再び日本に留学。東京大学東洋文化研究所などで日本の地方自治などを研究した。
19年8月には外交官という立場で在日中国大使館に赴任。当初は2等書記官だったが、その後、1等書記官に昇進し、通商を担当していた。
「日本人かと思うくらい日本語が堪能だった」。NPO法人浜松日中文化交流会の山下輝幸さんは、中国人留学生向けのイベントなどを通じて4、5年前から書記官と交流。「日本人の心を理解していた。ほかの(中国)大使館員より話しやすかった」という。
中国国内の報道などによると、23年3月の東日本大震災後には、日本を出国する在日中国人を支援するため、成田空港でバスの手配などに携わったことが中国メディアで報じられた。その際、「震災後は寝ることもできないほど忙しい」とコメントしていた。
同年10月には、都内のホテルニューオータニで開かれた江蘇省大豊市の投資説明会に出席。民主党衆院議員らが同席している。
書記官が通商担当として日本企業にも人脈を築いていたことから、公安部は企業担当者から日本の安全保障などに関する情報を入手していたか関心を寄せている。
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【用語解説】中国人民解放軍総参謀部第2部
総参謀部が作戦や動員、軍事偵察活動など正規活動を担当するのに対し、書記官が在籍しているとされる傘下の第2部は海外に要員を派遣して情報源や スパイ網を構築し、現地での情報収集にあたる。駐在武官が収集する外国の軍事情報に加え、身分を偽装して派遣される要員は軍事情報のほか、現地の政治・経 済情報の収集も目的としている。
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「スパイに見えない」というだけで、どれだけ有能なスパイか分かるというもの。バカな民主党議員は、しっかりと利用されたのでしょう。
スパイ天国日本と言われてからずいぶん経ちます。そろそろ自国の国益を守るために、必死にならないといけません。一日も早く真実が明らかになることを切望します。
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