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禁煙運動で中国に後れを取るな

2005年09月01日 11時23分20秒 | 離煙ニュース: 海外編
先月の1日から新宿区は路上喫煙禁止条例を施行しました。このブログでも以前紹介したとおりです

ちょうど一ヶ月経って、方々にポスターが貼られてきました。よいことです。しかし、その効果のほどはイマイチ判然としません。そこで、テコ入れ策としてか、先週あたりから歩道にステッカーを張る告知法を取り入れだしました。それが写真のものです。

日本語で「路上喫煙禁止」、英語で”Please do not smoke on the streets.”と書いてあります。その下に中国語・韓国語でも同じ内容の言葉が並んでいるようです。(とはいえ、ゴウ先生には中国語と韓国語が本当にそう書いてあるかは判断できませんが・・・。)

この効果がこれからどれだけ挙がるか、ゴウ先生としては大いに期待しながら、見守りたいと思います。と言いますのも、INDECの教室兼映画室Gump Theatreがある高田馬場は、日本語を学ぶ中国や韓国からの留学生が多く、彼らの傍若無人な歩行喫煙にも悩まされ続けてきたからです。こういう人たちにも新宿区が路上喫煙禁止の措置をしたことを知ってもらわなければ、いつまで経っても所期の目的は達成されません。

とはいえ――よく分からない韓国人の禁煙意識はさておき――中国人の意識は変わってきているようです。あの喫煙天国・中国でも禁煙運動が浸透し始めているというニュースが入ってきました。

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「たばこ大国」に禁煙の波 中国、規制条約批准へ (朝日新聞) - goo ニュース

2005年 8月30日 (火) 16:57

 中国の国会に当たる全国人民代表大会(全人代)常務委員会はこのほど、喫煙による健康被害の防止を目指す「たばこ規制枠組み条約」を批准することを決めた。また、自動販売機の設置を禁じる方針も決定。喫煙人口が3億数千万人に上るとされる「たばこ大国」中国でも、禁煙の流れが確実に強まってきている。

 中国の今年上半期のたばこ生産量は前年同期比4.9%増の9900億本年間120万人が喫煙に関連して死んでいるとされる。今年2月に世界保健機関(WHO)主導で同条約が発効したことを受け、政府は公共の場所での禁煙方針の強化を打ち出すなど、批准に前向きな姿勢を示していた。

 中国には、たばこ自動販売機はほとんどないが、禁止方針決定を通じて、こうした姿勢を国内外に強調しようとする狙いとみられる。中国の国家指導者には毛沢東、●小平両氏ら、80年代までは喫煙派が多数いたが、最近は胡錦涛(フー・チンタオ)国家主席をはじめとした共産党政治局常務委員9人全員が非喫煙者となるなどの変化が出てきていた。

※●は登に部の右側

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あれだけ広大な国土をもち、その上に圧制を強いている国ですから、一部の豊かな中国人以外は、相当なストレスがたまっていると思います。ですから、中央の共産党政府が禁煙政策を採ったとしても、年間120万人がタバコのせいで死んだとしても、地方の貧しい人たちはそっぽ向く可能性が高く、すぐに喫煙率が下がるとは考えられません。何せ半年間で1兆本もタバコを生産している国ですから。しかも朝日の記事なので、中国側におもねって書いてあるのだろうと思います。

しかし、そういうことを踏まえても、あの国で変化が起きつつあるのは事実なのでしょう。トップの胡錦涛以下タバコを吸わなくなる、この行動の速さは大したものだと認めざるを得ません。

今回の総選挙でも、タバコを吸わない候補者を応援したくなります。タバコも吸わず体をいたわる政治家の方が、しっかり仕事をしてくれそうな気がするではありませんか。

にもかかわらず、日本では50歳を超えたあたりの人を中心に、いまでも路上喫煙禁止のポスターやステッカーを無視して堂々と歩行喫煙しています。「日本は民度の高い国だ」と誇るためにも、公共マナーをしっかりと守れる大人とその大人が信頼して任せられる政治家が増えて欲しいと願わずにはいられません。そしてそういうことの積み重ねが国力を増し、国益に貢献することになるのは間違いないのですから。
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1 コメント

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変わらず (M)
2005-10-12 00:13:25
残念ながらあまり効果はでていないようです。

堂々と歩きタバコをしている人が多すぎます。
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