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スパコン「京」、世界一位の座を明け渡す

2012年06月19日 08時33分42秒 | 時事放談: 海外編

ちょっと残念。でも、いまこそ日本の科学者の底力を見せてもらいましょう。

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スパコン「京」首位陥落(産経新聞) - goo ニュース

2012年6月19日(火)07:57

 世界のスーパーコンピューターの性能ランキング「TOP500」が18日、ドイツで開催中の国際会議で発表され、2期連続で首位だった日本の「京(けい)」(神戸市)が2位に転落、米国に首位の座を奪われた。

 理化学研究所富士通が共同開発した京の計算速度は毎秒1京510兆回(京は1兆の1万倍)。首位に立った米エネルギー省ローレンス・リバモア国立研究所の「セコイア」(IBM製)は同1京6324兆回で、京を大きく上回った。

 3位は米国、4位はドイツ、5位は中国。日本勢は前回5位だった東京工業大の「TSUBAME2・0」が14位に後退し、トップ10から姿を消した。

 京は昨年6月、毎秒8162兆回で日本勢として7年ぶりに世界一を達成。その後も計算速度を上げ、11月には半年ごとに発表される同ランクを連覇 したが、激しい開発競争の中、今月末の完成を待たずに首位の座を明け渡した。京は9月末に供用開始の予定。地震や津波などの高精度予測や、新薬などの開発 で成果が期待されている。理研は「世界に先駆けて利用段階を迎える優位性を生かしたい」とのコメントを出した。

スパコン「京」首位陥落 津波予測など成果カギ 次世代機構想、推進に不可欠(産経新聞) - goo ニュース

2012年6月19日(火)07:57

  スパコンの世界ランキングで「京」が3連覇を逃したことは、開発競争の熾烈(しれつ)さを改めて浮き彫りにした。関係者は次世代機で巻き返しを目 指すが、厳しい財政状況の中で膨大な開発費への風当たりが強まるのは必至。南海トラフで起きる巨大地震の津波予測や画期的な抗がん剤、電子デバイスの開発 など、まずは京の利用で着実に成果を挙げていくことが求められる。

 「さまざまな研究分野で成果を出すことが大切で、真価の発揮はこれから」。理化学研究所の平尾公彦計算科学研究機構長は13日、こう意気込みを語っていたが、完成目前に首位陥落という皮肉な結果になった。

 首位に立った米国のセコイアは毎秒2京回の計算速度を目指しており、京の陥落は時間の問題だった。近年の順位でも米国の「ジャガー」が2連覇した後、中国の「天河1A」が1期で陥落。日米中を軸に目まぐるしいトップ争いが続く。

 筑波大計算科学研究センターの似鳥(にたどり)啓吾主任研究員は「いずれ抜かれるのは必然。2位だから意味がなくなるのではない。順位で一喜一憂するより、科学技術への適切な投資と効用を考えれば、トップ10に日本勢が常に2、3台は入り続けることが大切」と強調する。

 “ポスト京”はまだ構想段階だが、平尾氏は「平成27~28年に京の10倍、30~32年に100倍を目指すことが関係者の暗黙の了解」と明かす。

 文部科学省の林孝浩計算科学技術推進室長は「世界トップレベルを維持することが重要で、来年夏にまとめる将来戦略の中間報告で方向性が打ち出されるだろう」と話す。

 ただ、京の総事業費は今年度までに約1100億円に上る見通し。21年の事業仕分けでは、蓮舫参院議員から「2位では駄目なのか」と批判されたが、今後はより厳しく成果が問われる。

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確かに膨大な資金が要りますが、国会議員の歳費だとか無駄な部分は山ほどあります。高性能なスパコン開発に必要な資金を国が惜しむべきではないでしょう。もちろん、成果に応じた配分は必要ですが。

ひとつ気になったのが、ネーミング。「京」は「けい」と読むんですな。「みやこ」だとばかり思っていたのに、ちょっとキョウ冷め。優雅だと思っていたら、即物的なネーミング。もう少しロマンチックに科学に取り組むのも悪くないのではと思うのですが。


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