2005年2月26日の戦争映画特集中の定期上映会報告です。
INDECは、右翼団体ではありませんが、日本を愛する若者たちに集まってもらいたいと希望しています。なぜなら、会員諸君には将来日本を背負って国内外で活躍してくれることを切望しているからです。
その時に問題となるのが、戦後日本の歴史教育のあり方です。真珠湾攻撃は日本側の狡猾な不意打ちであり、その後の日本国民が蒙った悲惨な事実はすべて因果応報なのだ、と信じ込んでいる若者の多いこと、唖然とするほどです。
ところがこの1969年製作の映画を見れば、それがいかに偽りであるかがわかります。
あの黒澤明が盟友たちと丁寧にリサーチをして完成させた脚本(クレジットはされていませんが)は、その後30年以上にわたって一部の左翼メディアによって主張され続けた誤った自虐史観を覆す内容を持っています。
冒頭、旗艦大和の上にずらりと並んだ日本海軍の将校と水兵の俯瞰の図、これを見てカッコイイと思わなければ映画を語ってはいけません。軍国主義反対と教条的に叫ぶ人にとっては、苦々しいシーンでしょうが、それが歴史なのです。
歴史とはある特定の観点から綴られた記録であり、事実の集積ではありません。したがって、司馬遼太郎の描く無能な乃木希典像も歴史であり、福田和也が描く颯爽とした乃木希典も歴史です。
つまり公平な歴史というのはそもそも存在しえないのです。ですから、自虐的歴史観も歴史であることは認めます。
しかし自虐的歴史観からは国を愛する気持ちは生まれません。
天才黒澤は日本の知識人と呼ばれる人たちが1960年代後半にはそうした自虐的歴史観をもっていることを見抜いていたのでしょう。でなければ、山本五十六の着任式をあれほどのスタイリッシュな絵で撮らせようとはしなかったはずです。
その冒頭に象徴されるように、この作品は映画的誇張は当然盛り込まれているとはいえ、概ね史実に則って進行します。しかも復元された零戦が飛び、戦艦がうなりをあげるわけです。誰もが述べることですが、あの愚作『パールハーバー』とはそのリアリティという意味でも大差があります。
見てください。あの日あの時、国を思って闘った先人の思いを体で受け止めてください。
もちろん、映画としても面白いです。大画面で見てもこのDVDは穴がありません。音響もマルです。
ゴウ先生ランキング: A-/B+
でもゴウ先生、黒澤本人にメガホンを取ってもらいたかった・・・。
INDEC新入会員募集中!INDEC公式ホームページへどうぞ!
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その時に問題となるのが、戦後日本の歴史教育のあり方です。真珠湾攻撃は日本側の狡猾な不意打ちであり、その後の日本国民が蒙った悲惨な事実はすべて因果応報なのだ、と信じ込んでいる若者の多いこと、唖然とするほどです。
ところがこの1969年製作の映画を見れば、それがいかに偽りであるかがわかります。
あの黒澤明が盟友たちと丁寧にリサーチをして完成させた脚本(クレジットはされていませんが)は、その後30年以上にわたって一部の左翼メディアによって主張され続けた誤った自虐史観を覆す内容を持っています。
冒頭、旗艦大和の上にずらりと並んだ日本海軍の将校と水兵の俯瞰の図、これを見てカッコイイと思わなければ映画を語ってはいけません。軍国主義反対と教条的に叫ぶ人にとっては、苦々しいシーンでしょうが、それが歴史なのです。
歴史とはある特定の観点から綴られた記録であり、事実の集積ではありません。したがって、司馬遼太郎の描く無能な乃木希典像も歴史であり、福田和也が描く颯爽とした乃木希典も歴史です。
つまり公平な歴史というのはそもそも存在しえないのです。ですから、自虐的歴史観も歴史であることは認めます。
しかし自虐的歴史観からは国を愛する気持ちは生まれません。
天才黒澤は日本の知識人と呼ばれる人たちが1960年代後半にはそうした自虐的歴史観をもっていることを見抜いていたのでしょう。でなければ、山本五十六の着任式をあれほどのスタイリッシュな絵で撮らせようとはしなかったはずです。
その冒頭に象徴されるように、この作品は映画的誇張は当然盛り込まれているとはいえ、概ね史実に則って進行します。しかも復元された零戦が飛び、戦艦がうなりをあげるわけです。誰もが述べることですが、あの愚作『パールハーバー』とはそのリアリティという意味でも大差があります。
見てください。あの日あの時、国を思って闘った先人の思いを体で受け止めてください。
もちろん、映画としても面白いです。大画面で見てもこのDVDは穴がありません。音響もマルです。
ゴウ先生ランキング: A-/B+
でもゴウ先生、黒澤本人にメガホンを取ってもらいたかった・・・。
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当時国を思い、大事な人を思い、自らの命をかけて戦った方々の勇気と使命感を本作品から感じることが出来ました。
今の日本に生きているからこそ、自分が国に対して何が出来るのかということを常に考えなければと強く感じました。
本当に素晴らしい作品でした。ありがとうございました。
素晴らしい映画を上映してくださり感謝申し上げます。
黒澤組のディテールの細かさ、そして史実をなるべく再現した作品という点で、大変興味深く拝見することが出来ました。
それにしても、小学校の頃から植えつけられた「日本は卑怯な先制攻撃をした」という歴史観は何だったのかと痛感させられます。
このような素晴らしい映画を拝見することが出来て大変嬉しく思います。早速購入致します。
先人達の国を愛する気持ちがこの映画から伝わってきます。
今回この映画を見ることができて本当によかったです。ありがとうございました。