◆W杯スキー ▽ジャンプ女子個人第13戦(13日、スロベニア・リュブノ=HS95メートル、K点85メートル

 総合首位の高梨沙羅(クラレ)が合計263・2点で4・5点差の2位に終わり、W杯連勝が「10」で止まった。高梨は1本目で最長の91・5メートルを飛んだが、地元スロベニアのマヤ・ブティッチに2・3点差の2位で折り返し。2本目でも同じ91・5メートルを記録したものの得点は伸びず、逆転できなかった。

 今季初めて1回目でトップに立てなかった。高梨はリュブノでは過去、6度W杯に出場して4度優勝し、2位が2度。攻略法は手の内にあると思われたが、前日の公式練習では「この台は本当に難しいとあらためて思った」と口にした。近年主流の傾斜がなだらかな台とは異なる。最近の改修で「さらに難しさが増した感じ。滑ってきて飛び出すまでの距離が短い。踏み切りのタイミングが取りづらい」と語っていたが、その不安が当たってしまった。

 個人総合争いでは2位のダニエラ・イラシュコ(オーストリア)が13位に終わったため、首位・高梨とは431点差となった。今季は全19戦で、14日の第14戦(リュブノ)終了で500点以上の差がつけば高梨の2シーズンぶり3度目の個人総合優勝が決まる

 伊藤有希(土屋ホーム)は11位、岩渕香里(松本大)は30位。勢藤優花(北海道メディカルスポーツ専門学校)は1本目31位で、上位30人による2回目に進めなかった。

【ジャンプ】10連勝でストップ沙羅「まさか2位になれるとは」と納得の笑顔

(スポーツ報知) 00:57

◆W杯スキー ▽ジャンプ女子個人第13戦(13日、スロベニア・リュブノ=HS95メートル、K点85メートル)

 総合首位の高梨沙羅(クラレ)が合計263・2点で4・5点差の2位に終わり、W杯連勝が「10」で止まった。高梨は1本目で最長の91・5メートルを飛んだが、地元スロベニアのマヤ・ブティッチに2・3点差の2位で折り返し。2本目でも同じ91・5メートルを記録したものの得点は伸びず、逆転できなかった。個人総合争いでは2位のダニエラ・イラシュコ(オーストリア)が13位に終わったため、首位・高梨とは431点差となった。今季は全19戦で、14日の第14戦(リュブノ)終了で500点以上の差がつけば高梨の2シーズンぶり3度目の個人総合優勝が決まる。

 高梨「まさか2位になれると思わなかった。本番で一番いいジャンプをそろえられたので嬉しかった。台の特徴をつかみきれないまま。不安があるまま、本番を迎えた。仕方ない。それなりの内容なので、それなりの結果になる