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『あまちゃん』終了、寂寥感に包まれる

2013年09月29日 07時39分58秒 | TVドラマ・CM

『あまちゃん』が終わってしまいました。こんなに朝ドラを見たのは、いつ以来なのでしょう。あまロス症候群です。終了直後の反響を記録しておきましょう。

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「あまちゃん」最終回 オラ、こう見たけんど、あなたは?(産経新聞) - goo ニュース
2013年9月28日(土)13:43

 NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の最終回が28日、放送された。東北・北三陸の町と東京を舞台に、ヒロイン・アキ(能年玲奈さん)が海女、そ してアイドルを目指し奮闘する物語の最終回は、アキが東日本大震災からの復興を担う地元のアイドルとして羽ばたく姿を印象的に描いた。被災地を勇気づける 演出や個性的な脇役の存在、ドラマで流れた80年代の音楽が再びヒットするなど大きな話題を振りまき、「記憶に残るドラマ」となった。

 ■記録より記憶に

 最終回は東日本大震災から約1年4カ月後、「2012年7月1日」の北三陸を描いた。震災で大きな被害を受けた北三陸。だがこの日、ローカル線 「北鉄」の一部区間が復旧して運転を再開、地元の人や鉄道ファンで大にぎわいに。また「袖ヶ浜」海岸では海開き。大勢の観光客が見守る中、海女たちが海へ 潜っていく。そして北鉄の「お座敷列車」には、アキとユイ(橋本愛さん)によるユニット「潮騒のメモリーズ」が登場、2人が思いを込めて歌うその車窓から は、復興に向かう北三陸の美しい景色と、地元の人たちの明るい笑顔が続いていた-。

 元民放プロデューサーで同志社女子大学の影山貴彦教授(メディア論)は、「すごくいいフィナーレでした」と賛辞を贈る。最後にアキがユイに語っ た、「明日も明後日も…来年もある。今はここまでだけど。来年はこっから先にも行けるんだ」との言葉を引き、「ドラマのすべてがここに集約されていまし た」と言う。「楽観するわけではないけれど、柔らかく復興していこうよ、という深いメッセージがありました。連ドラの最終回は結論を出しがちですが、逆に 私たちは『あまちゃん』からボールを受け取った。『半沢直樹』が剛速球なら、こちらはスローボールですね」と話す。

 ■震災はジオラマで

 番組は今年4月1日に放送開始。初回視聴率は関西14・6%(関東20・1%)。期間前半は「分かりやすい笑いを求める関西にはなじみにくい」 (民放関係者)こともあり、関東に比べ4~5ポイント低く推移した。だが、驚きを表す方言「じぇじぇじぇ!」が流行語になるなど社会現象化。8月以降は関 西でも週間ベスト5を独占するなど急上昇した。全期間平均の視聴率は30日にビデオリサーチから発表されるが、「あまちゃん」は“記録より記憶に残るドラ マ”となりそうだ。

 アイドルを目指して挫折した過去をもつアキの母親役を、80年代を代表するアイドルだった小泉今日子さんが演じたり、脇役にも古田新太さん、渡辺 えりさんら個性派俳優がずらりと顔をそろえた。演出上でも、仕掛けや伏線をふんだんに用意し、朝ドラに新たなファン層を呼び込んだ。

 描写が注目された東日本大震災の場面では、実際の映像などを使わずにジオラマ(模型)を用いて間接的に表現。震災場面だけは時間軸を速め、登場人 物の会話に笑いや前向きな表現を多く用いた。「被災者=悲しみ」という単純な構図で語られがちなところを、被災者の心情に即したきめ細かなドラマ作りが 光った。

 ■続編望む声も

 NHKには「家族の会話が増えてうれしい」など視聴者からのメッセージが相次ぎ、続編を待ち望む声も。NHKの松本正之会長は5日の定例記者会見で「『そういうことはできないのかな』と、私も内部で話している」と前向きな姿勢を示している。

 影山教授は「笑いを絶やさず努力すれば乗り越えられる。物事を悲観的に考えがちな日本人の価値観を崩し、自信と安堵(あんど)を与えてくれた。そ れはテレビ業界も然り。人の心をつかむドラマはいくらでもできる。さまざまな可能性にチャレンジしてほしい」と話している。(豊田昌継)


チェック:じぇじぇじぇ!あまちゃん、さよなら ロケ地の岩手・久慈市、「フィーバー後」不安 最終回「楽しみなくなる」
毎日新聞 2013年9月28日(土)10:53

 NHK連続テレビ小説「あま ちゃん」最終回の放送が28日、終了した。ロケ地・久慈市のある岩手県にとって、「あまちゃん」は東日本大震災からの復興への追い風となった。この日、同 市では「最終回を見る会」が開かれ、視聴者からは「ぜひ続編を作ってほしい」などと、終了を惜しむ声が相次いだ。【浅野孝仁、土屋渓】

 放送は4月1日に始まり、全156回。劇中で使われた方言「じぇじぇじぇ!」が流行語になるなど社会現象になった。同県は、アベノミクスならぬ「あまノミクス」に沸いた。民間の岩手経済研究所は、県内の経済効果を32億8400万円と試算した。

 「袖ケ浜」としてドラマに登場する小袖海岸では、現役海女によるウニ漁実演に前年比で23倍の7万5000人が訪れた。久慈市中心部から通じる県道は週末、マイカーの乗り入れを禁止。市はシャトルバスで観光客を運んだ。

  劇中の「海女カフェ」にちなみ、市街地にある道の駅「やませ土風館」には「アマリンカフェ」を設け、にぎわった。「小袖北限の海女の会」の大向広子会長 (53)は「この半年間、ドラマの撮影やウニ漁の実演が毎日続いて目が回るほどの忙しさだったが、全国から来てくれるみなさんに海女の仕事を知ってもら い、私たちも元気をもらった。これからは、今年よりも来年と一歩ずつ復興していきたい」と振り返る。

 28日は、同道の駅で「最終回を見る会」に県内外から約120人が参加、立ち見まで出た。参加した同市の女性(30)は「感無量です。朝8時になったらあの曲を聴かないと一日が始まらない。終わってさみしい」と話した。今年のウニ漁実演も9月末で終了する。

 達増(たっそ)拓也知事は27日の記者会見で「『坊っちゃん』と言えば愛媛、『あまちゃん』と言えば岩手と、熱は残っていく」と、人気継続に期待感を示した。

  しかし地元では、当初から番組終了後に人気の潮が引くのではと不安が広がっていた。久慈市観光物産協会の中塚勝則事務局長は「ただでさえ、冬は客足が落ち るので、楽観できない。これからが正念場だ。リピーターに期待するだけでなく、県外で久慈特産の琥珀(こはく)や、郷土料理のまめぶ汁を宣伝しなければ」 と語った。

 一方、ファンの要望を受け、番組終了後の10月20日まで劇中衣装などの展示会が開かれている東京・渋谷のNHKスタジオ パークには、開館前から約100人が列を作った。最終回を見届けてから訪れた川崎市宮前区の会社員、山田はつみさん(25)は「朝ドラを全部見たのは初め て。最初はコメディーっぽく、途中から家族の絆が感動的だった。勧めてくれた母は毎朝、泣きながら見ていました。毎日の楽しみが無くなった」と話した。

  最終回は、震災から1年余りがたち、海開きを迎えた浜に、主人公の天野アキ(能年玲奈=のうねんれな)らがウニを取る姿を見ようと大勢の人が押し寄せた。 「北三陸鉄道」は一部区間が復旧し、アキは親友のユイ(橋本愛)と乗り込んで「潮騒のメモリー」を熱唱。再出発を誓い合った。

いよいよ最終回! 『あまちゃん』が国民的ドラマと成り得たワケ(ORICON STYLE) - goo ニュース

2013年9月27日(金)11:00

  連続テレビ小説『あまちゃん』(NHK総合)も、ついに28日(土)に最終回を迎える。“日本の朝を明るくした!!”とまで言われた同作の終了で、多く のファンから嘆き悲しむ声が寄せられている。最終回を前に、さまざまな要素が詰め込まれた同作を紐解きつつ、いかにして“国民的ドラマ”へと成長したのか を改めて検証してみよう。

 主演の能年玲奈を筆頭に、強烈な個性を持ち合わせた俳優たちが多数出演、そこに1980年代アイドルなどの小ネタや サ ブカルネタを満載しつつ、わからない人も気にせず観られる配慮が施された宮藤官九郎の緻密な脚本。そして、稀代の音楽家・大友良英によるテーマ曲や挿入 歌。挙げればキリがない程の魅力が同作には詰まっている。

■『あまちゃん』好きなキャラ1位は!?

 ORICON STYLEではこのほど、「『あまちゃん』が好きな理由」についてアンケート調査を実施。1位には、やはり【登場人物のキャラクター】がランクイン。2位 に【ストーリー/物語のテーマ】、その他にも【登場人物たちの方言/話し方】(6位)や【劇中で出演者が歌う曲/流れる曲】(7位)など、様々な“理由” が上がるなか、【元気がもらえる】(5位)も高かった。楽しい気持ちのまま、1日のスタートを切る……これこそが、まさに『朝の連続テレビ小説』の意義で あり、制作サイドからすれば最大の賛辞と言えるだろう。

 さらに今回は“好きな理由”と共に、「『あまちゃん』好きなキャラクター」についても調査を実施。1位には、やはり、能年演じる【天野アキ】がランクイン。彼女の何色にも染まっていない“無垢”な演技は、文字通り視聴者に元気と笑顔を与えてくれた。

  そして、同作の魅力の肝である、脇を固める個性的な役者陣も2位以下に目白押し。小泉今日子演じるアキの母親【天野春子】(2位)の常にずけずけと物を言 う、どこかやさぐれた“元ヤン”風の演技は、純真なアキとの対比が非常に心地良い。3位には松田龍平演じる【水口琢磨】がランクイン。アキが所属する GMT47のマネージャーである水口が、“ツンデレ”を駆使してアキを奮起させる様に、女性視聴者たちはメロメロに。“ミズタク”の愛称で、一躍大人気 キャラクターとなった。

 その他にも「北の海女」のリーダー格・夏ばっぱを演じる宮本信子をはじめ、渡辺えり、木野花、美保純、片桐は いり。さらにそれを取り巻く、杉本哲太、尾美としのり、でんでん、荒川良々、吹越満、といった猛者たち。そしてGMT47のプロデューサー荒巻に古田新太 と名前を見るだけでお腹一杯になるような(!?)強烈なメンツを見事に調和させた演出には脱帽する。

■散りばめられた数々の小ネタやオマージュに思わずニヤリ

 そして同作を語る上で忘れてはならないのが、宮藤官九郎の脚本に散りばめられた数々の小ネタやオマージュだ。ほぼ1話に1回と言っていい程の数々の“ネタ”が詰め込まれており、ネットを中心にそのルーツとなる“元ネタ”の検証が白熱している。

  例を挙げればキリがないが、アキが加入しているアイドルグループ・GMT47はもちろんあの国民的アイドルグループからだし、古田新太演じるGMT47を プロデュースする業界の大物プロデューサーの外見も、どうみてもあのお方……。その他にも、過去の朝ドラ作品へのオマージュ、『あまちゃん』出演者の代表 作品を匂わせるような台詞や小道具、80年代歌謡曲&サブカル、さらにはプロレス用語まで、よくもこれだけ詰め込めたものだと、賞賛を通り越して思わず呆 れてしまう程だ。何よりも恐れ入るのは、例え小ネタを知らなくても十分に物語の世界観を楽しめる点にあり、決して“置いてけぼり”にさせない。

 前作『純と愛』が従来の朝ドラへのアンチテーゼ的な作風で物議をかもしたのに対し、『あまちゃん』は従来の朝ドラへのオマージュともアイロニーともとれるモノを含みつつ、これまで朝ドラに馴染みのなかった若年層視聴者を取り込んだことは賞賛に値するといえるだろう。

■“3.11”を悲劇的に描かず、“笑い”を貫き通した英断

  先述の通り、『あまちゃん』が後世に名を残す名作となった要因は多数ある。だが“歴史的意義”という観点からもその最大の要因は、“3.11”の悲劇を作 品の世界観を壊すことなく描いたことだ。東北地方・三陸海岸にある町が舞台ということで、放送前から東北地方太平洋沖地震をどのように描くのか注目されて いた。

 9月2日放送の133話は、緊急地震速報で携帯電話が激しく振動するシーンから始まる。だが、冒頭ではいつもの慣れ親しんだ オープニング曲が流れた。あの未曾有の惨劇を描くのに明るいテーマ曲はそぐわないという視聴者への配慮、また演出の上でも緊迫感という意味で、流さないで 放送するかと思われたが、『あまちゃん』制作陣は、あえてそれを選ばなかった。

 「みんな無事 ごすんぱいねぐ」。北三陸の住民の安 否 は祖母の夏(宮本信子)の短いメールでのみ伝えられた。震災後の北三陸の描写は、アキが地元に戻る3話の間で、ほんのわずかだけだった。以前、NHKで放 送された『SWITCHインタビュー 達人達』で宮藤官九郎が葉加瀬太郎と対談した際に「東北っていうと今、どうしてもドラマチックに考えがちな人が多くて。ボクは昔の一時間に一本しか電車が なくてとか、そういう田舎が好きだった。みなさんに知って頂きたかった」と語っている。

 震災発生当初、娯楽は「自粛」を余儀なくさ れ ていたし、現在でも震災をテーマに取り上げることは非常にデリケートな状況であることは変わらない。だが『あまちゃん』は、批判を恐れることなく、笑顔あ ふれる“変わらぬ日常”を描ききることに邁進した。 宮本信子演じる夏ばっぱたち“北の海女”は健在だ。いつも通りたくましく、笑顔を絶やさず毎日を懸命に生きている。

 逃げることなく、“娯楽”や“笑い”を貫き通した『あまちゃん』こそ、決して忘れることのない“3.11”への最良の鎮魂作といえるだろう。

【調査概要】
調査時期:2013年9月6日(金)~9月11日(水)
調査対象:自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代の男女1000名の中から、『あまちゃん』を見ていると回答した人を対象に調査
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査

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続編・もしくは映画版、見たいです。どうにかならんものでしょうか。

ともあれ、寂しくなったら、録画してもらったBDで見直します。能年玲奈ちゃんの未来に幸あれ!(それにしても、オリコン・スタイルは、どうして薬師丸ひろ子への言及を忘れたのでしょう。けしからん!)


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