ゴウ先生が渡米したのは、1988年。1989年に一度帰国した以外は、家族で引き揚げてくる1994年までずっとアメリカにいました。当然、浦島太郎状態です。さまざまなカウンター・カルチャー・ショックに襲われました。その一つが、女性の歩きタバコの多さです。
渡米する前の東京で道を歩きながらタバコを吸う女性にお目にかかることは、まずなかった気がします。立ち食いそば屋に入る女性もほとんどいなかったように。
ところがどうでしょう。この10年、若い女性を中心に平気でどこでもタバコを吸うようになりました。世界的に喫煙の害が大きくクローズアップされてきているのに、日本だけがそれに逆行している感さえあります。残念でなりません。
もちろん、喫煙するしないは、個人の自由です。ただし、それは周囲に迷惑をかけない範囲での権利だと思ってもらわねば困ります。ゆえに、路上やタクシー内、そして公園を含む公共施設内での喫煙の被害を訴えますし、そうした場所での完全禁煙を提案させてもらっています。それでも、自分が自分の責任の範囲内でタバコを楽しむことまでは、とやかく申しあげる気はありません。
しかし、タバコを吸う女性(男性も?)にとっては気になるニュースが飛び込んできました。
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<喫煙>5歳以上も肌が“老化” ポーラが女性30万人調査
たばこを吸う女性は吸わない女性に比べ、5歳以上も肌が“老化”している――ポーラ化粧品本舗(東京都品川区)が、20~70代の約30万人の女性の肌状態と喫煙の関係を調べ、こんな結果が出た。喫煙が肌に及ぼす影響をこれほど大規模に調べた例は、世界でも少ない。喫煙は美肌を目指す人にとって、やはり大敵のようだ。
昨年6月~今年5月、全国の訪問販売先や店頭などで、同意を得て皮膚表面の角質層を採取。同時に喫煙状況も尋ねた。喫煙者は全体の約23%で、20代が最も多かった。
同社によると、しみ、くすみなどの原因となる細胞中のメラニン量は加齢とともに増えるが、状態の良い肌は量が少なく、分布も均一。逆に色むらが目立ちくすんで見える肌はメラニン量が多いうえ、細胞によるバラつきも大きいという。
同社は採取した細胞中のメラニンを染色して300倍に拡大し、含有量を3段階で数値化。この結果を、喫煙者と非喫煙者に分けて年齢別に集計したところ、明確な差異が表れた。年齢別の平均メラニン量は、吸い始めて間もない20歳では大差ないが、以後は全年齢で喫煙者の方が1~2割程度多く、ほぼ5歳上の非喫煙者のメラニン量に相当。吸わない人より「肌年齢」が5歳老けている状態だった。
更に、紫外線によく当たる生活をしているか否か、という条件を加えて分析すると「よく当たりたばこも吸う」人と「あまり当たらずたばこも吸わない」人の肌年齢の差は10歳以上に広がった。
原因について同社は「メラニンの生成や着色を抑えるビタミンCが、喫煙によって破壊されるためと考えられる」と分析。「肌の潤いを示す保水力も喫煙者の方が少なかった。一般に『喫煙は肌に悪い』と言われてきたことを、データで立証できたのではないか。肌の衰えが気になる喫煙者は、まずはたばこを控えた方が良い」と話している。【國保環】
(毎日新聞) - 9月14日16時45分更新
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ゴウ先生、タバコをやめて1年と8ヶ月と15日経ちます。確かに、それ以前と比べると肌がきれいになった気がします。まずもって、ニコチンとタールが汗に混じって出てくる、あの嫌なヌルヌル感がありません。23年ヘビー・スモーキングを繰り返してきた40男がこうです。相当な本数を吸っていたとしても、若い女性が禁煙したならば、その効果はてきめんだと思うのです。
この記事では述べられていませんが、この効果は受動喫煙の被害を受けなくなっても同じことではないかと推察します。周囲の人の喫煙は、あなたの肌を醜くしているのであります。
美しくなりたい女性(ならびに男性)の方々、もしタバコを吸っているなら、やめましょう。そして周りにタバコを吸っている人がいるなら、やめてもらいましょう。少し大変ではありますが、禁煙は最高の美肌手段なのです。
禁煙と禁煙勧告、勇気をもって始めましょう。
渡米する前の東京で道を歩きながらタバコを吸う女性にお目にかかることは、まずなかった気がします。立ち食いそば屋に入る女性もほとんどいなかったように。
ところがどうでしょう。この10年、若い女性を中心に平気でどこでもタバコを吸うようになりました。世界的に喫煙の害が大きくクローズアップされてきているのに、日本だけがそれに逆行している感さえあります。残念でなりません。
もちろん、喫煙するしないは、個人の自由です。ただし、それは周囲に迷惑をかけない範囲での権利だと思ってもらわねば困ります。ゆえに、路上やタクシー内、そして公園を含む公共施設内での喫煙の被害を訴えますし、そうした場所での完全禁煙を提案させてもらっています。それでも、自分が自分の責任の範囲内でタバコを楽しむことまでは、とやかく申しあげる気はありません。
しかし、タバコを吸う女性(男性も?)にとっては気になるニュースが飛び込んできました。
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<喫煙>5歳以上も肌が“老化” ポーラが女性30万人調査
たばこを吸う女性は吸わない女性に比べ、5歳以上も肌が“老化”している――ポーラ化粧品本舗(東京都品川区)が、20~70代の約30万人の女性の肌状態と喫煙の関係を調べ、こんな結果が出た。喫煙が肌に及ぼす影響をこれほど大規模に調べた例は、世界でも少ない。喫煙は美肌を目指す人にとって、やはり大敵のようだ。
昨年6月~今年5月、全国の訪問販売先や店頭などで、同意を得て皮膚表面の角質層を採取。同時に喫煙状況も尋ねた。喫煙者は全体の約23%で、20代が最も多かった。
同社によると、しみ、くすみなどの原因となる細胞中のメラニン量は加齢とともに増えるが、状態の良い肌は量が少なく、分布も均一。逆に色むらが目立ちくすんで見える肌はメラニン量が多いうえ、細胞によるバラつきも大きいという。
同社は採取した細胞中のメラニンを染色して300倍に拡大し、含有量を3段階で数値化。この結果を、喫煙者と非喫煙者に分けて年齢別に集計したところ、明確な差異が表れた。年齢別の平均メラニン量は、吸い始めて間もない20歳では大差ないが、以後は全年齢で喫煙者の方が1~2割程度多く、ほぼ5歳上の非喫煙者のメラニン量に相当。吸わない人より「肌年齢」が5歳老けている状態だった。
更に、紫外線によく当たる生活をしているか否か、という条件を加えて分析すると「よく当たりたばこも吸う」人と「あまり当たらずたばこも吸わない」人の肌年齢の差は10歳以上に広がった。
原因について同社は「メラニンの生成や着色を抑えるビタミンCが、喫煙によって破壊されるためと考えられる」と分析。「肌の潤いを示す保水力も喫煙者の方が少なかった。一般に『喫煙は肌に悪い』と言われてきたことを、データで立証できたのではないか。肌の衰えが気になる喫煙者は、まずはたばこを控えた方が良い」と話している。【國保環】
(毎日新聞) - 9月14日16時45分更新
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ゴウ先生、タバコをやめて1年と8ヶ月と15日経ちます。確かに、それ以前と比べると肌がきれいになった気がします。まずもって、ニコチンとタールが汗に混じって出てくる、あの嫌なヌルヌル感がありません。23年ヘビー・スモーキングを繰り返してきた40男がこうです。相当な本数を吸っていたとしても、若い女性が禁煙したならば、その効果はてきめんだと思うのです。
この記事では述べられていませんが、この効果は受動喫煙の被害を受けなくなっても同じことではないかと推察します。周囲の人の喫煙は、あなたの肌を醜くしているのであります。
美しくなりたい女性(ならびに男性)の方々、もしタバコを吸っているなら、やめましょう。そして周りにタバコを吸っている人がいるなら、やめてもらいましょう。少し大変ではありますが、禁煙は最高の美肌手段なのです。
禁煙と禁煙勧告、勇気をもって始めましょう。
周りの喫煙者にも話して参ります。
人に迷惑をかけてまでタバコを吸うなんて、許せる事ではありません。
周りの喫煙者に止めてもらえるように、勇気を持って禁煙勧告をしていきます。