こんなカリスマがいるとは、知りませんでした。
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85歳カリスマがレオタードで指導 3千人受講の体操
朝日新聞 2019年9月19日06時30分
人生100年時代。介護に頼らず、いつまでも健康な身体作りを――。体操指導者・菊池和子さんが教える「きくち体操」が中高年を中心に人気を集めている。菊池さんは85歳。今も現役で生徒の指導にあたっている。
8月初旬。川崎市の本部スタジオでのレッスンに参加した。70人ほどの生徒を前に、レオタード姿の菊池さんは世間話を始めた。
「最近、身体の調子はどう」「ちゃんと身体を動かしていますか」。何げない会話から生徒の状態を探り、その日のメニューを決めるという。
人体模型を使って身体のしくみを説明。座った状態で足の裏から指先まで丁寧にほぐしたり、足の裏でじゃんけんするように「グー、パー」と開いたり。
「足は大事。しっかりと足をいたわりましょう」「昨日できたから大丈夫って思ったらダメよ。こうしている間も年を取ってるのよ」。時に激しく、時にユーモアを交えながら、約1時間半のレッスンが進んでいった。
「きくち体操」の原点は、菊池さんが32歳の時、近所の主婦たちに「美容のために」と頼まれ、団地の集会所で体操を教えたことだ。「当時はお母さんが美容のために体を動かすなんてことはなかった。カーテンを閉めて、隠れながらやっていました」
元体育教師。「もっと良い体操があるのではないか。もっと体のことを知りたい」。身体の仕組みを独学で学び、体操に取り入れた。週1回の主婦の集まりから始まった体操教室が口コミで広がり、5年後には生徒が約100人になっていた。集会所に入りきらないため、学校の体育館で教室を開くほどに。
「小さい頃から自分のことは自分でやるしかなかった。ダメなところは自分で気づくしかないんです。体も一緒です」
現在は、10代から90代の生徒が教室に通い、平均年齢は64歳。関東、関西を中心に約3500人の生徒がいる。受講者の多くは高齢者だ。
「無理をしないことが大切。ひとりでも多くの人が、寝たきりにならず、自立した日常生活を送ってほしいですね」
菊池さんは80歳になったときから、老人ホームで暮らす。「入居者の中で、私は若い方なんです。まだまだ頑張りますよ」(藤原伸雄)
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この菊池和子先生、とても老人ホームで暮らす85歳とは見えません。日々の鍛錬のおかげなのでしょう。頭が下がります。見習わねば。
きくち体操 意識と動きで若く、美しく! | |
岡島文乃,編集人 / 矢部万紀子,発行人 / 宮澤孝夫 | |
いきいき |
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