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中間選挙:オバマ大統領に米国民が不信任を突きつけた

2014年11月06日 06時38分40秒 | 時事放談: 海外編

予想通りの結果でした。無能な大統領に突きつけられた不信任決議です。

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オバマ民主惨敗=共和下院、戦後最多迫る―厳しい政権運営・米中間選挙(時事通信) - goo ニュース

2014年11月5日(水)22:30

 【ワシントン時事】オバマ米大統領の残り2年間の政権運営に大きな影響を与える米中間選挙は5日午前(日本時間同日午後)、開票が進み、野党・共 和党が8年ぶりに上院の過半数を制し、与党・民主党は惨敗を喫した。共和党は下院でも多数派を維持し、同党としては第2次世界大戦後最多の246議席に 迫っている

 オバマ大統領の指導力は揺らいでおり、レームダック(死に体)化が進むのは確実。議会の主導権を握った共和党は2016年の大統領選に向けて対決 姿勢を強めるとみられ、大統領は今後、一層苦しい政権運営を強いられる。過激組織「イスラム国」への対応や、移民制度改革など外交・内政面の重要課題にも 影響を与えそうだ。

 大統領は5日午後(日本時間6日早朝)、敗北を受けてホワイトハウスで記者会見する。7日には上下両院の与野党指導者と会談し、今後の政権運営について協議する。

 連邦議会の改選前の議席配分は、下院(定数435)が民主党199、共和党233、欠員3。上院(定数100)が民主党55(無所属2を含む)、共和党45。今回は下院の全議席と上院の36議席が改選対象となった。

 米メディアによると、上院では接戦州とみられたアイオワ、コロラド、アーカンソーなど7州で民主党が握っていた議席を共和党候補が奪取した。共和党は現有議席も手堅く固め、非改選と合わせて52議席を確保した。

 民主党はニューハンプシャー州の議席は死守したものの、45議席にとどまっている。州法で過半数の得票を義務付けているルイジアナ州は12月6日の決選投票に決着が持ち越されることが確定し、残りはアラスカ、バージニア両州の2議席。

 ABCテレビによると、下院では共和党が現有議席を超える242議席を確保し、180議席の民主党を大きく上回っている。 


米中間選挙:オバマ政治に不信任…政権運営、一層厳しく

毎日新聞 2014年11月05日 23時35分(最終更新 11月06日 00時49分)

 【ワシントン西田進一郎】オバマ米大統領の政権運営に対する信任投票となった米中間選挙は4日に投開票が行われ、野党・共和党が8年ぶりに上院(定数100、補選含み改選36)の過半数を奪還した。現有45議席から7議席上積みし、52議席を確実にした。一方、下院(定数435)の獲得議席は現有233議席を超え、第二次世界大戦後で最多の246議席に迫る勢いだ。共和党に惨敗して上下両院を失ったことで、オバマ氏の政権運営は一層厳しくなりそうだ。

 ◇共和、両院で過半数

 民主党上院トップのハリー・リード院内総務は5日未明、「多数派の指導者になる(共和党の)マコネル院内総務を祝福する」と声明を出し、焦点の上院で敗北したことを認めた。一方、下院に続き上院も支配することになった共和党は、2年後の大統領ポストの奪還に向けて民主党との対決姿勢を強めるとみられ、大統領のレームダック(死に体)化が進む見通しだ。

 上院の現有勢力は民主党55(無所属2含む)、共和党45で、改選は民主党21、共和党15だった。共和党は現有15議席すべてで当選を確保し、さらに激戦区とされていたアイオワ、コロラドなどを含む計7州で民主党の議席を奪取し、22議席を確保。非改選と合わせて52議席となった。一方、民主党は激戦区のうちニューハンプシャー州でしか当選できず、非改選と合わせた議席は45にとどまる。

 このほか、過半数の票を得た候補がいなかったルイジアナ州は12月6日に決選投票を行うことが確定した。共和党が有利とみられる。

 下院でも、共和党が240議席以上を確保し、180議席の民主党を大きく上回る。新たな議会の招集は来年1月3日だ。


米中間選挙:解説…威光消え、停滞に失望
毎日新聞 2014年11月05日 23時36分(最終更新 11月06日 06時29分)

 争点なき選挙と言われた中間選挙の争点は「オバマ政治」だった。野党・共和党の上下両院の掌握は、「変革」を訴えながら多くの課題を先送りしてきたオバマ大統領への「不信任」を意味する。だが、問われるべきは機能不全に陥った米国政治そのものだろう。政権と議会は「実現できない政治」から脱却する契機とすべきだ。

 隔世の感がある。6年前の大統領選では、オバマ氏の演説で感涙にむせぶ有権者を数え切れないほど見た。今は民主党候補の応援演説でさえヤジが飛ぶ。カリスマの威光と変革の希望は消え、停滞への失望が覆う。象徴的だったのが与党・民主党内での「オバマ離れ」。テレビに大統領批判の広告を流す候補者が相次いだ。

 オバマ氏は「核なき世界」を訴えながら、核実験全面禁止条約(CTBT)の批准を上院に求めることすらできず、化学兵器の使用が疑われたシリア・アサド政権への空爆を決断しても、議会承認を得られなかった。連邦予算を巡る共和党との対立は、政府機関の一部閉鎖にまで発展。共和党も政争本位で医療・移民制度改革などオバマ氏の目玉政策つぶしに明け暮れた。

 「実現できない政治」はこうして生まれ、有権者はオバマ氏の政権担当能力を疑い始めた。共和党の勝利は、有権者の間で膨れあがったオバマ氏への不信感の裏返しにすぎない。

 選挙が近づくにつれ、オバマ政権には次々と難問が降りかかった。ロシアによるウクライナ南部クリミア半島の一方的編入、過激派組織「イスラム国」による米国人の惨殺、エボラ出血熱の国内2次感染などで、危機管理の甘さが露呈。政権の相次ぐ失態は民主党に「内紛」を呼んだ。

 上院を共和党に手渡したことで、オバマ政権は外交や安全保障政策での制約を免れなくなる。一方、米議会の不支持率も史上最悪レベルだ。対決路線が強まれば政治不信は一層深刻化する。ブルッキングス研究所のガルストン上級研究員は「オバマ氏と共和党が協力すればワシントンの空気は変わる」と指摘するが、双方に大胆な政策・路線転換の気配はない。

 オバマ外交を「弱腰」と批判してきた共和党は保守派のモットー「強いアメリカ」で内外の求心力回復を目指すだろう。だが、極端な軍事介入には慎重論もある。具体的な政権奪還の戦略立案こそが共和党の急務だ。【ワシントン及川正也】

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6年前に、“Change? Yes, we can!”のキャッチフレーズでオバマが出てきたとき、怪しいと思いました。可能性としてはあるでしょうが、「変革」というのは本当に難しいことで、多くの政治家が果たせぬ夢で終わってきたからです。特に、史上初の黒人大統領の登場という派手な部分に焦点が当てられていたことを危惧していました。

ゆえに、当時ですら“Change? No, you can't!”と思っていましたし、いまは“Change? No, you coudn't!”もしくは“Change? No, you weren't or won't be able to!”とオバマ氏には申し上げたいところです。

日本としては、対中政策を考える限り、強いアメリカを演出できる大統領に登場してもらいたいもの。そのためには、今回の共和党勝利が、その礎になってくれることを願います。


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