うーん、半目負けとは、残念。でも、これで井山四冠の世界一がはっきりと見えてきました。
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井山名人「最強」逃す 日中韓囲碁
朝日新聞 2015年1月9日05時00分
中国西安市で開かれていた第4回世界囲碁名人争覇戦(人民日報社、中国囲棋協会主催、朝日新聞社後援)は8日、決勝が打たれ、中国の陳耀ヨウ名人(25)が井山裕太名人(25)に黒番半目勝ちし、初優勝した。日中韓3カ国の名人が「最強」の座をかけて対決する国際大会。日本の名人として初めて決勝に進んだ井山は、準優勝に終わった。
変則的な計3戦のトーナメントで優勝を争った。井山は第1戦で韓国の朴永訓名人(29)に快勝し、第2戦で朴を破った陳との決勝を迎えた。決勝は中盤、井山の大胆な決断から陣地の囲い合いへと進んだ。精密な読みの要求される終盤、優勢と見られた井山がミスを重ね、逆転負けを喫した。
■ルールの違いに泣く
同じ囲碁でも日本と中国は微妙にルールが違い、今回は、陣地だけでなく盤上で生きている石の多少も争う中国ルールの大会。陣地の多少だけを争う日本ルールの計算方法なら勝ちという特殊なケースだった。
陳は、10代半ばで世界戦の優勝を争うなど、早くから頭角を現した棋士。主要な大会では一昨年の春蘭杯世界選手権を制している。中国の名人の優勝はこれで3回目となる。
井山は2010年の第1回、翌年の第2回に続く3度目の出場だった。井山は同い年の陳を海外の棋士としては最も意識してきたという。惜しくも敗れ、「勝つのが非常に大変な相手。それを改めて実感した。勝ちきれなかったのはまだ少し(力の)差があるのだと思う。棋士として、もうワンランク上にいかなければ」と話した。
(西安=伊藤衆生)
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敵地で中国ルールの下打って、半目負け。悔しいでしょうが、相手に不足はなかったはずです。何せ相手は2012年中国ランキング1位で、世界戦を今回を含めて3回制している強豪なのですから。次回は、きっと世界一になってくれるはずです。
井山四冠は、帰国したら、すぐに棋聖戦です。敗戦のショックと旅の疲労が残るでしょうが、ぜひとも防衛に向けてがんばってほしいと願います。
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