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タバコ依存症だらけの日本

2006年06月14日 07時47分10秒 | 離煙ニュース: 国内編
「禁煙」という押し付けがましい表現が嫌いで、タバコと縁を切る「離煙」という言葉を使っているゴウ先生。常々、個人の嗜好まで口出しするのはいかがなものかと思っています。

それゆえ、他人に迷惑をかけない範囲であるならば、喫煙を――消極的なものではありますが――認めざるを得ないと考えています。要は、歩きタバコや飲食店の喫煙など、離煙派の大人や子供に不愉快な思いをさせるスモーカーの皆さんに自覚を促したいだけなのです。

とはいえ、日本はまだまだスモーカー天国。タバコを吸う人の数がムチャクチャ多いわけです。そういうスモーカーの人たちが健康を損なえば、国民全体の負担になる可能性もあり、財政赤字が続く現状としては個人の嗜好というレベルを超えた議論に発展せざるを得ないのも理解できます。

そこで、厚生労働省が禁煙の数値目標案を発表しました。

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「男38%、女10%以下に」 厚労省、喫煙率下げ目標 (朝日新聞) - goo ニュース

2006年 6月13日 (火) 17:45

 喫煙率引き下げに向けて厚生労働省は13日、健康政策などを話し合う厚生科学審議会の専門部会に、2010年までに喫煙率を高くても男性38.4%、女性10.2%に抑えるなど3通りの数値目標を提案した。たばこと関係が深い生活習慣病などを予防し、医療費を減らすのが狙いで、見直し作業をしている国民の健康作り計画「健康日本21」に何らかの目標を盛り込みたい考え。ただ、数値目標は過去にもたばこ業界などの反発で見送られた経緯があり、議論の行方は不透明だ。

 04年の国民健康・栄養調査では、成人喫煙率は男性43.3%、女性12.0%。同省は、たばこ依存症の人の実態調査なども参考に、実現性の高いものから低いものまで3段階の目標を提案した。

 実現性が高いのは、たばこ依存症の人を除くすべての禁煙希望者が禁煙したケースで、男性38.4%、女性10.2%に抑えられるという。また、たばこ依存症の人も含めて禁煙ができれば、男性32.6%、女性8.1%まで下がるとしている。

 最も厳しいのは男性26.4%、女性5.8%。この目標は、97年の成人喫煙率を半減させようと、00年に健康日本21を作成した際にも提案され、見送りになった。この数値について厚労省は「たばこの価格引き上げなど徹底した見直しが必要で、実現は極めて難しい」という。

 同省は、実現可能性も加味した3段階の提案をすることで、数値目標の設定に理解を求めたい考えだ。

 ただ、たばこ業界や自民党内には「たばこは大人の嗜好(しこう)品だ」として、喫煙者を減らすための数値目標そのものに反対する意見が根強くあり、調整のめどは立っていない。

 同省によると、喫煙率をめぐっては韓国が10年までに男性30%、女性5%とする目標を掲げているほか、米国や英国、フランスも数値目標を設定日本は成人男性の喫煙率が先進国の中では最も高いとしている。

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今年度から「タバコ依存症」が病気扱いになり、禁煙外来で保険診療が受けられるようになりました。そこで、実際はどれくらい依存症の人がいるのだろうと思っていたら、この発表では、男性38.4%、女性10.2%だとか。これでは、歩きタバコがなくならないわけです。中毒患者ばっかりだということなのですから。やれやれ。

現在の日本、タバコを吸うよりも楽しいことがいっぱいあるはずです。まずもって、タバコを吸わなくなるだけで、お酒や料理の味に敏感になり、人生を2倍も3倍も有意義に過ごしている気になります。

スモーカーの皆さん、気軽にちょっとだけタバコをやめてみる。それだけで、人生がガラリと好転します。

タバコのない人生、最高です。やめてみませんか。

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