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浅田真央選手に、JOCから助っ人が

2005年12月23日 08時24分00秒 | 時事放談: 国内編
大人の利権争いの的となっている浅田真央事件(と呼んでしまいましょう、もはや)。日本スケート連盟は、浅田選手をトリノ・オリンピックに出したくないとしか思えない態度を取り続けています。

もっとはっきり言ってしまえば、城田憲子JSF強化部長が、自分の教え子に当たる荒川静香と村主章枝(ウィキペディア記事参照)、それに安藤美姫の3選手を送り込みたいように見えて仕方ないのです。それもこれも、12月20日のこのブログで書いたように、浅田選手をはずしたがっているのは、上の3名をJOCのシンボル・アスリートとして推薦した部長の利権と面子を守るためなのではないでしょうか。

しかし、ここに来て、JOC内部から動きが出てきました。

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日刊スポーツ:フィギュア真央問題JOC従来通りの姿勢

 女子フィギュアスケートの浅田真央(15=グランプリ東海ク)が年齢制限でトリノ五輪に出場できない騒動で、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長は21日「連盟からは何の連絡もない。我々から何か起こすことはない」と従来通りの姿勢を示した。同会長はこの日、レスリング全日本選手権の表彰式に来場し「個人的には頑張ってほしいがルールがありますから」と話した。また、JOCの福田富昭強化本部長は「国際オリンピック委員会は五輪を世界最高の舞台にする、と言っている。国際スケート連盟は、それをしていない」と批判。日本スケート連盟が他選手に気を使っていることにも「勝負の世界は厳しいんだから」と話した

[2005/12/22/07:31 紙面から]

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竹田会長の真意は判断しかねますが、やはりJOCとしてはシンボル・アスリートが出てくれることを願うのでしょう。上の発言のように、浅田選手の派遣には消極的なのも、責任を日本スケート連盟に押し付けるのも分かります。情けない話ではありますが、そんなものでしょう、JOCとは。

それに対して、賛辞を送りたいのは、福田JOC強化本部長の太字発言です。多くの国民の気持ちを代弁してくれました。

関連記事をもう一本。

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スポニチ:JOC幹部 真央の五輪“プッシュ”

 フィギュアスケートのGPファイナル女子で優勝した浅田真央(15=グランプリ東海ク)について、日本オリンピック委員会(JOC)の福田富昭・選手強化本部本部長(64)が21日、注目発言を行った。

 レスリング協会会長を務める同本部長は、レスリング全日本選手権会場の代々木第2体育館で、浅田が国際スケート連盟が定める年齢制限でトリノ五輪に出場できない問題について言及。「強化本部長として(五輪に)出てメダルを獲ってほしいと思うのは当然のこと」と話した。昨年のアテネ五輪ではメダルラッシュにわいた選手団の総監督を務めており、トリノでの日本勢の活躍を願うがゆえの言葉だった。

 JOCの竹田恒和会長(58)は「日本スケート連盟から要望があれば国際オリンピック委員会への対応などを考える」と説明しているが、現時点で同連盟からJOCへのアクションはない。それだけに、福田本部長はもどかしさを募らせている。当の浅田も出場するフィギュアスケートの全日本選手権は23日から行われ、25日にトリノ五輪女子代表3人が決まる。
[ 2005年12月22日付 紙面記事 ]

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さすが、オリンピックでメダルを量産してきた日本レスリング界のドンです。政治的しがらみを振り払って、正論を吐いてくれました。日本選手にメダル、それもできうれば金メダルを獲ってもらってこそ、未来のJOCがあるわけです。ゆえに、ここで最強の選手をトリノに送り込まずしてどうするのか、と憤っておられるのでしょう。偉い!

なんでも、長野オリンピックの女子フィギュア・スケートの金メダリストは、当時15歳のアメリカ選手だったとか。現行の15歳以上ルールに従っていたかどうか、確認は取れていませんが、この程度のゴリ押し要求をJOCを通じて国際スケート連盟に出すのは、スポーツ・ポリティクスの世界では当然のこと。だめもとでもやるのが、各国の連盟の仕事なのです。それをしない日本スケート連盟の怠慢には、組織が抱える闇の深さを思い知らされてしまいます。

なお、明日の全日本選手権のショート・プログラム、浅田選手の滑走順位は3番目に決まったとか。早すぎはしませんか?本当に公平な抽選が行われたのでしょうか?

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日刊スポーツ:美姫は7番、真央は3番滑走

 フィギュアスケートの全日本選手権の滑走順抽選が22日に行われ、32人が出場する24日の女子ショートプログラム(SP)は2連覇中の安藤美姫(愛知・中京大中京高)が7番、GPファイナルで初優勝した浅田真央(グランプリ東海ク)は3番滑走に決まった。

 GPファイナル3位の中野友加里(早大)は11番。3人の五輪経験者は荒川静香(プリンスホテル)が8番、恩田美栄(東海学園大職)が17番、村主章枝(avex)は18番で滑走する。

 27人が出場する23日の男子SPはGPファイナル3位の高橋大輔(関大)が2番、織田信成(関大)は15番、7度目の優勝を目指す本田武史(IMG)は24番滑走となった。

[2005/12/22/23:30]

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採点競技で、早めの演技は不利になることは常識中の常識。日本スケート連盟は、連盟こぞって浅田選手降ろしにやっきになっているように見えてしまいます。

浅田選手には、この不利を撥ね返して、普段どおりの演技をしてもらい、ぜひとも年上の「シンボル・アスリート」たちの度肝を抜いて欲しいものです。

そして、全日本選手権をしっかり勝ち取って、JOCならびに日本スケート連盟を慌てさせてくれれば痛快です。

ゴウ先生、浅田選手を応援します!

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